マンチェスター・ユナイテッドに所属するデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドが、ナポリに1年間の期限付き移籍で加入した。9月1日に両クラブが発表した。


 イギリスメディア『スカイ』によると、ナポリはマンチェスター・ユナイテッドに対して、レンタル料の500万ポンド(約10億円)を支払う模様。さらにナポリが来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得した場合、4300万ポンド(約85億円)相当での買い取り義務が発生するようだ。

 現在22歳のホイルンドは、母国のコペンハーゲンでデビュー後、シュトゥルム・グラーツ(オーストリア)を経て、2022年夏に加入したアタランタでブレイク。2023年夏、移籍金7200万ポンド(約143億円)でマンチェスター・ユナイテッドに加入した。

 “赤い悪魔”での1年目は公式戦43試合の出場で16ゴールを挙げたが、昨季は52試合で10ゴールにとどまった。ホイルンドのパフォーマンスに対する不満の声が上がっていたなか、マンチェスター・ユナイテッドは今夏にスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコを総額7350万ポンド(約146億円)で獲得。序列が低下したホイルンドはプレミアリーグで開幕3試合連続ベンチメンバーから外れていた。

 ホイルンドの去就に注目が集まっていたなか、プレシーズンマッチで全治3カ月の負傷を負ったベルギー代表FWロメル・ルカクの代役として、ナポリがホイルンドの獲得に至った。今夏の移籍市場で積極的な補強を敢行するセリエA王者にとって、ホイルンドはベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネやイタリア代表FWロレンツォ・ルッカらに続く、今夏の補強となる。
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