アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ/アメリカ)が、母国での代表戦ラストマッチになると伝えられていたベネズエラ代表戦(現地時間4日/FIFAワールドカップ26南米予選/第17節)で2ゴールを決めた。

 6月シリーズに開催された前節終了時点にて、首位のアルゼンチン代表は来年のW杯本大会出場を確定させていた。
ただ、9月シリーズはメッシの母国での代表戦ラストマッチになる可能性が各メディアで伝えられていたこともあり、大きな注目を集めていた。ベネズエラ代表戦開始前のウォーミングアップでは、ブエノスアイレスにある本拠地『エスタディオ・モヌメンタル』に駆けつけたサポーターによるメッシに対するチャントが響き渡り、メッシの目に涙が光る場面もあった。

 試合は、39分にメッシが鮮やかなループシュートを沈めてアルゼンチン代表に先制点をもたらす。2-0で迎えた80分には右サイドからの折り返しを左足ダイレクトでゴール左隅に流し込み、この日自身2点目をマーク。メッシはそのままフル出場を果たし、チームの3-0の勝利に大きく貢献した。

 アルゼンチンの日刊紙『ラ・ナシオン』が4日に伝えたところによると、メッシは試合後に「いろいろな感情がこみ上げてくる」とコメント。「このスタジアムではたくさんのことを経験してきたんだ。良いことも、そうでないこともね。アルゼンチンで僕らのファンの前でプレーすることはいつだって最高の喜びだった。長年、試合を重ねるごとに楽しんできたし、とても幸せだよ」と万感の思いを語った。
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