ここまで行われたFIFAワールドカップ26欧州予選の3試合では全勝を記録しているイングランド代表は、9月シリーズの初陣ではアンドラ代表戦と激突。試合は25分、FWノニ・マドゥエケ(アーセナル)のクロスボールが相手のオウンゴールを誘い、イングランド代表が先手を取る。後半へ入った67分には、DFリース・ジェームズ(チェルシー)の蹴ったクロスボールから、MFデクラン・ライス(アーセナル)がヘディングシュートを沈め、最終的には2-0で勝利していた。
試合後、トゥヘル監督は「決して悪い内容ではなかったと思う。ローブロックを敷いてくる相手に対して、堅実なプレーを続けており、好ましいパフォーマンスを見せてくれた」と選手たちを称賛。「ただし、2点目を奪うのが遅すぎたね。100%の自由を与えればさらなる得点を奪えたのかもしれないが、1点差の時間が長すぎたが故に、そのような状況を作り出すことは難しかった。実際、チャンスの数は少なくなかったが、とにかく決めきれなかった」と、緊迫した点差に持ち込んでしまった理由について、自らの見解を示した。
一方で、「2点目を決めるまでにかなり長い時間を要したが、交代選手が徐々に良いエネルギーを与え、2点目を決めたことで選手たちは“解放”された。これは相手にとって試合終了の合図でもあった」とトゥヘル監督。6月7日に行われたアンドラ代表とのアウェイゲームも0-1と僅差での勝利となっていたが、当時と比較すると、トゥヘル監督は確かな手応えを掴んだようだ。
「選手たちが見せてくれた全体的な努力と姿勢には完全に満足しているよ。
この後、イングランド代表は9日、FIFAワールドカップ26欧州予選・グループKの第6節でセルビア代表の本拠地に乗り込む。
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