イングランド代表は6日、FIFAワールドカップ26欧州予選・グループKの第5節でアンドラ代表をホームの『ヴィラ・パーク』で迎え撃ち、2-0で勝利した。試合後、イギリスメディア『ITV』が、同試合で“スリーライオンズ”としてのデビューを飾ったMFエリオット・アンダーソン(ノッティンガム・フォレスト)のコメントを伝えている。


 ここまで行われたFIFAワールドカップ26欧州予選の3試合では全勝を記録しているイングランド代表は、9月シリーズの初陣ではアンドラ代表戦と激突。試合は25分、FWノニ・マドゥエケ(アーセナル)のクロスボールが相手のオウンゴールを誘い、イングランド代表が先手を取る。後半へ入った67分には、DFリース・ジェームズ(チェルシー)の蹴ったクロスボールから、MFデクラン・ライス(アーセナル)がヘディングシュートを沈め、最終的には2-0で勝利していた。

 今回の9月シリーズでイングランド代表に初招集されたアンダーソンは、ライスとの中盤のコンビで先発に名を連ね、90分間プレーした。アンドラ代表戦が記念すべき代表デビュー戦となったわけだが、試合後には「ピッチの雰囲気も、試合も含めて、うまく対応することができたと思うし、何よりも、僕自身が試合を楽しむことができた」と前向きな言葉を口にする。

 一方で、後半立ち上がりの51分には、デビュー戦でいきなりゴールを奪うチャンスもあった。高い位置で相手GKからのパスをインターセプトすると、FWハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)とのパス交換からシュートまで持ち込んだものの、相手GKにセーブされる。アンダーソンはこのシーン振り返って「決めなきゃいけなかったね」と悔しさを露わにしており、「次にチャンスが来た時には、しっかりと仕留められるようにしたい」と意気込んでいる。

 イングランド代表としては、終始ボールを握り、相手陣内へ押し込み続ける“ハーフコートゲーム”のような展開を作り出したが、奪ったゴールは2点のみ。それでも、アンダーソンは「これはワールドカップ予選で、重要なのは勝ち点3だけ。今日の僕らはそれを手に入れたんだ。もちろん、細かい部分を改善しなければならないが、それは時間をかけて整えていければいい」と語り、結果として4連勝を成し遂げた事実を称えた。


 この後、イングランド代表は9日、FIFAワールドカップ26欧州予選・グループKの第6節でセルビア代表の本拠地に乗り込む。


【ハイライト動画】イングランドはW杯欧州予選で無傷の4連勝!



編集部おすすめ