メキシコ代表のハビエル・アギーレ監督が、国際親善試合の日本代表戦を振り返った。

 現地時間6日(日本時間7日)、アメリカのオークランド・コロシアムでメキシコは日本と対戦。
ともにFIFAワールドカップ26出場を決めており、開催地の1つであるアメリカでの対戦となった。

 CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)ゴールドカップを制し、北中米カリブ海王者となったメキシコ。4万5000人の慣習が集まり、多くのメキシコ人サポーターの前での試合となったが、立ち上がりから日本に押し込まれる展開に。90分間を通してなかなか良い形でプレーができず、試合は0ー0のゴールレスドローに終わった。

 アギーレ監督は試合後の記者会見で試合を振り返り、守備戦術の変更が必要だったとコメント。「我々は5バックでプレーしていたが、サイドバックが相手のウイングバックについて行けていなかったので、中盤に(エリク・)リラを入れた。これはやむを得ない交代だったが、彼は非常によく理解してくれた」とコメント。キャプテンでもあるMFエドソン・アルバレスの負傷交代で緊急出場となったエリク・リラの貢献度を称えた。

 自身もかつては指揮したことのある日本との戦いとなったアギーレ監督。日本については「我々は相手より優れていたとはいえず、勝利に値する内容でもなかった。日本は負けないために良い試合をしたと思う。非常に拮抗した展開で、あまり見どころの多い試合ではなかった」と、日本代表より優れていなかったとコメント。
「我々は引き続きチームとして機能する形を模索している最中であり、観客にとってはあまり魅力的ではない試合だったと思う」と、見せ場の少なさを反省した。

 続いて韓国代表との試合が控えている中、ワールドカップに向けたメンバーリストができつつあるというアギーレ監督。「非常に近づいているが、まだ見守る選手が数人いる。ただ私は冷静だ」とコメント。「今日主張したいことは、我々が世界ランキング17位のチーム(日本代表)より優れていなかったということであり、これは我々が改善しなければならないと思わせるものだ」と、本大会に向けてまだまだ改善しなければいけないことが多くあるとした。
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