ホームの柏は第1戦を4-1で先勝し、アウェイの地で3点という大きなリードを奪った。
対するアウェイの横浜FMは、チャンスこそ作ったものの、得点を決め切ることができずにホームで完敗。アウェイの地で3点ビハインドをひっくり返したいところだった。
立ち上がりは柏が横浜FMを押し込む展開となる。それでも横浜FMは得点を許さず、互いに無得点のまま試合が進んでいく。そして37分、横浜FMはジョルディ・クルークスが左サイドからボックス内へクロスを送ると、こぼれ球を押し込んで植中朝日がゴールネットを揺らした。だが、VARが介入し、OFR(オンフィールドレビュー)の末にオフサイドがあったとして得点が取り消される。前半は両チーム共にスコアレスで終えた。
後半、柏のリカルド・ロドリゲス監督は渡井理己を下げて瀬川祐輔を投入する。対する横浜FMもチャンスを何度か作っていくが得点にはつながらない。
スコアが動かないまま迎えた後半アディショナルタイム1分、柏が横浜FMを突き放す。小見洋太がボックス内からクロスを上げると戸嶋祥郎がゴール左隅に決め、2戦合計スコア5-1で柏のリードは4点に広がった。
試合はこのまま終了し、柏が1-0でファーストレグに続いて横浜FMに勝利し、2戦合計スコア5-1で2020年以来となる準決勝進出を果たした。準決勝は10月8日と同12日に行われ、川崎フロンターレと浦和レッズの勝者と対戦する。
【スコア】
柏レイソル 1-0(2戦合計スコア:5-1) 横浜F・マリノス
【得点者】
1-0 90+1分 戸嶋祥郎(柏レイソル)
【ハイライト動画】柏レイソルvs横浜F・マリノス