リーグ・アンのパリ・サンジェルマン(PSG)は7日、フランス代表DFプレスネル・キンペンベがカタール・スターズリーグ(カタール1部)のカタールSCに完全移籍することを発表した。

 現在30歳のキンペンベはPSGの下部組織出身選手で、2014年10月にトップチームデビューを果たした。
徐々にクラブでの立ち位置を確保し、2017-18シーズンからセンターバックのレギュラーに定着。これまで公式戦241試合出場3ゴール1アシストを記録しながら、合計21個のタイトル獲得に貢献してきたが、近年は度重なる負傷に悩まされていた。
 
 そんななか、PSG一筋でキャリアを築いてきたキンペンベがカタールSCへの完全移籍を決断。10歳の頃にクラブのアカデミーに入団した同選手が、約20年を過ごしたPSGに別れを告げる。新天地となるカタールSCは開幕から3試合を消化した国内リーグで2位につけており、キンペンベの加入は悲願の初優勝へ大きな後押しとなる。

 PSG退団が決まったキンペンベは、自身の公式Instagramに公開した動画で以下の通りコメントしている。

「パリの皆さん、ファミリーへ。新しいページが始まり、ひとつの章が終わろうとしている。PSGという偉大なファミリーの一員でいられたことを誇りに思う。長年にわたりこのユニフォームを着てプレーできたことは光栄だった。戦い、喜び、成功、信じられないほどの感動、そして素晴らしい出会いがあった。サポーターの皆さん、本当にありがとう。
あなたたちがいなければ、僕たちは何者でもない。『パルク・デ・プランス』でもアウェイの地でも、一緒に過ごせた時間は名誉だった」

(自身がアンバサダーを務めたPSG財団に対して)
「教育者、指導者、子どもたちへ。あなたたちは本当に素晴らしい存在だ。夢を信じ続けてほしい。未来に幸運が訪れることを願っている」

「これはさよならではなく、また会えるということだ。皆さんありがとう。健闘を祈る。またすぐに会おう」
編集部おすすめ