元フランス代表GKスティーヴ・マンダンダが現役引退を発表した。

 現在40歳のマンダンダは、ル・アーヴルの下部組織出身。
2007年夏に加入したマルセイユでリーグ・アン屈指のGKとしての地位を確立し、同クラブではクラブ史上最多となる公式戦613試合に出場した。2016年7月にはフリーでクリスタル・パレスに加入したが、翌夏にマルセイユに復帰を果たし、2022年夏にフリーでレンヌに加入。昨シーズンはリーグ・アンで18試合に出場するなど、同クラブでは通算102試合に出場した。

 また、2008年5月にはフランス代表デビューを果たし、同年11月に代表デビューを果たしたGKウーゴ・ロリスの控えGKながら、長年にわたってフランス代表で活躍。約14年間でのキャップ数は35試合だったが、4度のEUROと3度のFIFAワールドカップに参加。2018 FIFAワールドカップ ロシアでは優勝メンバーにもなり、2023年1月に代表引退を表明していた。

 2024-25シーズン限りでレンヌとの契約が満了し、フリーとなっていたマンダンダには、フランス紙『レキップ』によると、古巣ル・アーヴルのほか、ロリアンやギャンガン、スタッド・ブレスト、モンペリエなどから関心が寄せられていたものの、同選手自身がキャリアを延長するオファーを複数回断ったという。

 そんなマンダンダは『レキップ』で「まず、受け入れるのに時間をかける必要があった。なぜなら、簡単なことではないからね」と現役引退を決断した心境を明かしている。
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