同紙はベネデッティを"ブラジルのハウセン”と呼ぶ。2006年6月生まれのベネデッティは、身長197センチメートルの左利きセンターバック。長身を生かしたエアバトルだけでなく、高身長ながらスピードがあり、ビルドアップの能力にも優れている。同じく身長197cmのモダンなセンターバックであるスペイン代表ディーン・ハウセン(レアル・マドリード)を彷彿とさせる。
ベネデッティは現在パルメイラスのU-20チームを主戦場としており、トップチームデビューを飾ったのも2025年に入ってからのこと。コパ・リベルタドーレスやカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(全国選手権)など、公式戦9試合に出場しているが、まだレギュラー定着には至っていない。
それでも、ベネデッティは南米でも指折りの将来性を持ったDFとして期待されており、欧州の複数クラブが動向を注視している。パルメイラスを専門に扱うディエゴ・フィルミーノ記者によると、バルセロナやアーセナルなどがベネデッティに関心を示している模様。パルメイラスは少なくとも1500万ユーロ(約26億円)を要求しているのに対し、バルセロナは即座に1200万ユーロ(約21億円)を支払う用意があるという。