バイエルンを率いるヴァンサン・コンパニ監督らが、13日に行われたブンデスリーガ第3節ハンブルガーSV(HSV)戦を振り返った。同日にクラブ公式サイトが伝えた。


 バイエルンは開始3分にセルジュ・ニャブリが圧巻のゴラッソで先制点を記録し、9分にはアレクサンダル・パブロヴィッチがリードを広げる。さらに26分にハリー・ケインがPKを成功し、29分にはルイス・ディアスの開幕3試合連続ゴールも生まれ、バイエルンは大量4点リードで折り返す。62分にケインの“ドッペルパック”(1試合2得点)達成でHSVを突き放し、5-0の勝利を収めた。

 ブンデスリーガで唯一の開幕3連勝を達成したバイエルンのコンパニ監督は、「無失点で5得点。本当に素晴らしい結果だ。スタジアムの雰囲気はただただ圧巻だった。オクトーバーフェストの雰囲気を思い出させるほどで、本当に楽しかった」と勝利の余韻に浸った。

「我々は素晴らしいスタートを切ることができ、それは常に助けになる。前半は全てが順調に進んだ。後半はもう少しできたかもしれないが、集中力を切らさず真剣に戦い、試合をコントロールして追加点を奪った。最終的に素晴らしい結果となった」

「チームメイト同士の理解が深まり、多くのプレーが自然と身についてきているのが分かる。これまでの勝利は努力の賜物であり、それゆえに正当な結果だ」

また、先制点を挙げたニャブリも、「全体的にチームは順調で、本当に楽しいよ。
連携も良くて、パス回しもスムーズだし、チームメイトの動きも予測できる。今は全てが噛み合っている」と連携面での手応えを口にしている。ペナルティエリア右の狭いスペースで相手をかわし、角度のないところからファーのゴール左上に突き刺した先制点については、「正直、あのゴールを決めたシュートをなぜ打ったのか自分でもわからないけど、今日は決まった。今はコンディションが良いんだ」とコメント。さらに言葉を続け、「いつも通りトレーニングを積み、努力を続けている。サッカー選手として、時には物事がうまくいくために少しの運も必要だ。昨シーズンは好調な時期を経験したが、ヒザの故障でそれが途絶えてしまった。今は健康で、体調も良く、自信に満ちていて、良い流れに乗っている」と、自身の好調ぶりをアピールした。

 バイエルンの次戦は17日に行われ、ホームでチェルシーとのチャンピオンズリーグ初戦に臨む。


【ハイライト動画】バイエルンvsハンブルガーSV

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