アストン・ヴィラを率いるウナイ・エメリ監督が、チームの得点力不足に言及した。13日にクラブ公式サイトがコメントを伝えた。


 近年のプレミアリーグにおいて不気味な存在となっているアストン・ヴィラだが、今季は開幕から攻撃陣が沈黙。13日の第4節エヴァートン戦もスコアレスドローに終わり、2分2敗、無得点4失点の19位に位置している。

 データサイト『Opta』によると、アストン・ヴィラの150年以上に及ぶ歴史において、リーグ戦で開幕から4試合連続で無得点に終わったのは、クラブ史上初の出来事になるという。エメリ監督も「我々は得点を挙げていない。これは懸念すべき点であり、自信を失う可能性すらある」としつつ、エヴァートン戦の内容には一定の手応えを示した。

「我々は戦い抜く必要があった。無失点に抑える必要があった。そしてチームを成長させ、構築し続ける必要もある」

「守備面では取り組んでいるし、攻撃面でも試みた。後半に選手交代をしながらも、私は確信していた。たった一度の攻撃で1点を奪えると。実現はしなかったが、今日はより良い感覚を保ち、バランスを保たねばならない。もちろん十分ではないが、次の試合に向けて前向きで自信を持っている」

「確かに試合を支配する場面もあり、攻撃陣でチャンスを作り出し、ボールを保持していた。
しかし決定的な場面で、最後の2、3本のパスが鋭さを欠き、確実にボールをゴールに運べなかった。これが我々が次に進むべきステップだ。だから前進し続け、努力し続け、向上し続け、チームを築き続けなければならない」

「計画通りに戦い抜いたことに本当に満足している。これが自信を取り戻す道だ。先週加入した選手たちも含め、戦術的な理解を深め、我々の理念と要求に沿ってプレーすることで、チームの構造も回復できる」

 アストン・ヴィラの次戦は16日に行われ、リーグカップ3回戦のブレントフォード戦で今季初得点と初勝利を目指す。


【ハイライト動画】エヴァートンvsアストン・ヴィラ

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