チェルシーで戦力外となっているコートジボワール代表FWダトロ・フォファナが、ファティ・カラギュムリュク(トルコ)にレンタル移籍することが決定した。13日、両クラブが発表している。


 レンタル移籍期間は2025-26シーズンまでとなり、ファティ・カラギュムリュク側の発表によると、契約には買い取りオプションも付随していることが明らかになっている。

 D・フォファナは2002年12月22日生まれの現在22歳。2023年1月にモルデ(ノルウェー)から1200万ユーロ(約21億円)と見られる移籍金でチェルシーに加入し、1年の延長オプションが付随した2029年6月30日までの6年半契約を締結した。

 しかし、チェルシーでは出場機会に恵まれず、トップチームでは公式戦4試合の出場にとどまった。2023年7月にウニオン・ベルリン(トルコ)にレンタル移籍して以降は、バーンリーやギョズテペ(トルコ)への武者修行を経験。負傷の影響もあり、今年1月にチェルシーに戻っていたが、チェルシーでは戦力外となっていた。

 国際的なレンタル移籍については1クラブあたり6人までとFIFA(国際サッカー連盟)によって定められており、チェルシーのレンタル移籍枠は埋まっていたなか、先日にはサントスで不振に終わったU-20ブラジル代表FWデイヴィド・ワシントンを呼び戻していたことから、枠に空きができたことで、D・フォファナのレンタル移籍が可能となった。

 これに伴い、エンツォ・マレスカ監督の構想外となり、トップチームとは別で練習することを余儀なくされている通称“爆弾部隊”と呼ばれるチェルシーの選手たちは、イングランド代表FWラヒーム・スターリングと、フランス代表DFアクセル・ディサシの2名だけとなった。
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