ビッグイベントには韓国のレジェンドで、PSVやマンチェスター・ユナイテッド、そしてプロデビューを京都サンガF.C.で果たしている元韓国代表MFパク・チソンも出場。母国のファンから大きな声援を受け、約60分プレーした。
試合後、多数の韓国メディアの取材を受けた後、日本メディアの呼び止めにも応じてくれたパク・チソン。「ひざのけがの影響で何年もプレーできていなかったんですが、今回は過去、一緒にプレーしたり、対戦した選手たちとプレーしたいと思いましたし、何よりも韓国の開催ですから、彼らを呼んで、一緒にプレーできたら最高だと思ったんです」と、2日間のイベントを振り返る。
英語で1問回答した後、昔から変わらない流暢な日本語で続けて答えてくれ、「僕は日本からプロ選手になって、そのままヨーロッパに行き、今のような選手になれたといつも思っているし、今も日本のファンからもいっぱい応援してもらって、感謝しています。これから何するかはわからないけれど、これからもパク・チソンを覚えていてください」と、今でも感謝の気持ちを持ち続けていると話してくれた。
現在、古巣の京都が初のJ1制覇に向けて首位に立っている。そのことを向けると、「本当にビックリしたんですけど」と笑いつつ、「よくやってくれていると思いますし、本当にうれしいです。でもまだシーズンが終わるまで試合が残っているので、最後まで頑張って、初めての優勝を目指して頑張ってほしいです。(応援にも)時間があれば行きます!」と、自身も決勝戦で得点してつかみ取った天皇杯以来となる日本のメジャータイトル獲得を目指すチームへエールを送っている。
【『ICONS MATCH』出場選手、スコアなど】
■FC SPEAR(攻撃的選手中心)
監督:アーセン・ヴェンゲル
スタメン(4-4-2)
GK:ジャンルイジ・ブッフォン
DF:パク・チソン、スティーヴン・ジェラード、バスティアン・シュヴァインシュタイガー、ギャレス・ベイル
MF:カカ、ウェイン・ルーニー、クラレンス・セードルフ、ティエリ・アンリ
FW:ロナウジーニョ、ディディエ・ドログバ(C)
サブ:イ・ボムヨン、ロベール・ピレス、ソル・ギヒョン、エデン・アザール、ク・ジャチョル
■SHIELD UTD(守備的選手中心)
監督:ラファエル・ベニテス
スタメン(3-4-3)
GK:イケル・カシージャス
DF:アレッサンドロ・ネスタ、リオ・ファーディナンド(C)、ネマニャ・ヴィディッチ
MF:カルレス・プジョル、マイケル・キャリック、クロード・マケレレ、ヨン・アルネ・リーセ
FW:マイコン、クラウディオ・マルキージオ、アシュリー・コール
サブ:キム・ヨングァン、パク・チュホ、イ・ヨンピョ、ジウベルト・シウバ、ソル・キャンベル
■主審:ピエルルイジ・コッリーナ
【スコア】
FC SPEAR 1-2 SHIELD UTD
【得点者】
73分 ウェイン・ルーニー(FC SPEAR)
83分 マイコン(SHIELD UTD)
88分 パク・チュホ(SHIELD UTD)
取材=小松春生