日本代表FW町野修斗が所属するボルシアMGは、ブンデスリーガ開幕3試合で1分2敗とつまづいた。14日にドイツメディア『スカイ』が伝えた。


 開幕節で昇格組のハンブルガーSVとスコアレスドローに終わると、第2節はシュトゥットガルトに0-1で敗戦。そして第3節ブレーメン戦ではホームで0-4の大敗を喫した。

 ブンデスリーガ在籍通算58年目のボルシアMGが、トップリーグの開幕3試合で無得点に終わったのは、4試合連続ノーゴールだった1991-92シーズン以来の出来事になるという。また、開幕3試合で勝ち点「1」、0得点5失点の今季を下回ったのは、3試合で勝ち点「0」、2得点8失点の2015-16シーズンしかない(※同シーズンは開幕5連敗)。

 15年ぶりにリーグ戦のホームゲームでブレーメンに敗れた後、本拠地『ボルシア・パルク』ではジェラルド・セオアネ監督が率いるチームへのブーイングが飛び交った。同クラブのスポーツ部門マネージングディレクターを務めるローランド・ヴィルクス氏は、ブレーメン戦後のミックスゾーンでセオアネ監督の進退について問われると、「疑問は理解できる。しかし、このような試合の後では、まずは敗因を分析する必要があることを理解してほしい。現時点で、皆さんが望むような答えは私からは得られないだろう」と、言及を避けた。

 昨シーズンから数えるとリーグ戦10試合未勝利とトンネルから抜け出せない。ヴィルクス氏は「深く失望している」としつつも、「それでも、全体を客観的に分析するのが私の仕事だが、今日は明らかに無理だ。一晩寝かせてから、その時に考えよう」と、今後への舵取りは慎重に行う姿勢を示した。

「率直に言って、これは説明が難しい状況だ。
私は深く失望している。今、主な問題は何なのかを見極める必要がある。そして、もちろん、チームや監督と協力して、この問題をできるだけ早く解決しなければならない。ファンが不満を表明するのは当然であり、それはまったく理解できる」

 次節は21日に行われ、ボルシアMGは敵地でレヴァークーゼンと対戦する。セオアネ監督の古巣は、わずか2試合でエリック・テン・ハフ前監督を解任し、後任のカスパー・ヒュルマンド監督の下で今季初勝利を掴んだばかりだ。


【ハイライト動画】ボルシアMG 0-4 ブレーメン

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