アーセナルは現地時間13日に行われたプレミアリーグ第4節でノッティンガム・フォレストを3-0で撃破した。

 大黒柱であるウィリアン・サリバとブカヨ・サカを欠き、主将のマルティン・ウーデゴーアが前半途中に負傷交代するアクシデントに見舞われたアーセナルだったが、ノッティンガム・フォレストに力の差を見せつける。
32分CKのこぼれ球を拾ったマルティン・スビメンディが強烈なボレーシュートを叩き込むと、後半開始早々にエベレチ・エゼのお膳立てからヴィクトル・ギェケレシュが追加点。79分にスビメンディがヘディングでネットを揺らし、3-0で勝利した。

 ガブリエウ・マガリャンイスやユリエン・ティンバーらの安定感もさることながら、この試合で今夏に獲得した新戦力が躍動した。スビメンディがキャリア初のブレイス(1試合2得点)をマークし、今シーズン3ゴール目を記録したギェケレシュは得点シーン以外でもポスト直撃のシュートを放つなど存在感を発揮。「10番」を背負うエゼはキレのある動きで相手選手を翻弄し、絶妙なラストパスで追加点をアシストした。

 また、得点には関与しなかったものの、サリバとサカの代役を務めた2選手も輝きを放った。右センターバック(CB)に入ったクリスティアン・モスケラは対人守備能力の高さを発揮し、最終ラインからの鋭い縦パスで攻撃の起点に。1500万ユーロ(約26億円)で獲得した21歳は、プレミアリーグ初挑戦とは思えぬ落ち着きと安定感を見せている。

 そして、サカに代わって右ウイング(WG)に入ったマドゥエケも力強いプレーでアーセナルの攻撃を牽引。データサイト『Squawka』によると、マドゥエケはノッティンガム・フォレスト戦でドリブル突破とチャンス創出をいずれも5回記録しており、プレミアリーグ第4節に出場した選手の中で最多だという。5200万ポンド(約104億円)での獲得には疑問の声も挙がっていたが、すでにファン・サポーターの心を掴んだと言っても過言ではないだろう。

 イギリス紙『イブニング・スタンダード』によると、ミケル・アルテタ監督はノッティンガム・フォレスト戦後に「新たな関係性が芽生えており、それが我々に様々なものをもたらしてくれると感じている。
より予測不能なチームになるだろう」とコメントし、新戦力の躍動に手応えを示していたいという。


【ハイライト動画】新戦力が躍動! アーセナルがフォレストに3発完勝

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