元フランス代表DFサミュエル・ユムティティが現役引退を表明した。

 ユムティティは1993年11月14日生まれの現在31歳。
リヨンの下部組織出身で2011-12シーズンに18歳でトップチームデビューを飾ると、2015年夏にはバルセロナへ活躍の場を移した。世界屈指の名門で公式戦通算133試合出場2ゴール1アシストという成績を残し、合計7つのタイトルを獲得したが、度重なる負傷によって次第に出番が減少。2022年夏にはレッチェにレンタル移籍し、翌年夏からはリールに所属していたが、昨シーズン限りで契約満了となっていた。

 2016年7月にデビューを飾ったフランス代表では国際Aマッチ通算31試合に出場し4ゴールをマーク。自国開催のEURO2016に出場したほか、FIFAワールドカップロシア2018では7試合中6試合にフル出場し、準決勝のベルギー代表戦で決勝点を挙げるなど優勝に大きく貢献した。

 31歳でスパイクを脱ぐこととなったユムティティは、自身の公式インスタグラム(@samumtiti)を通じて次のように胸の内を明かしている。

「浮き沈みの激しいキャリアを経て、ついに別れを告げる時が来た。情熱を込めて全力を尽くしたし、後悔はまったくない。これまで共に歩んできたすべてのクラブ、会長、コーチ、そして選手たちに感謝する。そして応援してくれたファンのみんなにも感謝しているよ」


【動画】W杯優勝メンバーのユムティティが31歳で現役引退


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