AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)リーグステージ・グループF第1節が17日に行われ、ガンバ大阪(日本)と東方(香港)が対戦した。

 前身のAFCカップを引き継ぐ形で誕生2年目を迎えたACL2。
Jリーグからは昨シーズンの明治安田J1リーグを4位で終えたG大阪が出場し、リーグステージでベトナム王者のナムディンをはじめ、タイのラーチャブリー、香港の東方と対戦する。本拠地『パナソニックスタジアム吹田』での“アジア初戦”に向けて、ダニエル・ポヤトス監督は安部柊斗や満田誠、ウェルトン、イッサム・ジェバリらをスタメンに並べた。

 G大阪は7分に最初のチャンスを創出。安部柊斗の高い位置でのボール奪取から鈴木徳真を経由し、インナーラップした黒川圭介へパスが繋がる。ボックス内へ侵入して左足を振り抜くも、枠を捉えたシュートは相手GKの好セーブに阻まれた。12分にはジェバリが満田、ウェルトンとの細かいパス交換からフィニッシュに持ち込んだが決定機を生かすことができない。

 攻勢を強めるG大阪は28分、右サイドで起点を作ったファン・アラーノが斜め前方に柔らかいボールを送ると、これを収めたジェバリが相手DFを巧みにかわしてゴール前の満田へパス。横に流したボールを最後はウェルトンが蹴り込み、先制に成功する。ところがその直後、東方のジル・マルティンスにボックス手前左から見事なミドルシュートを決められてしまい、すぐさま試合は振り出しに戻された。

 追い付かれたG大阪は相手DFラインの背後を狙う動きを増やし、ウェルトンや満田らを起点に多くのチャンスを作るがネットを揺らすまでには至らず。前半はこのまま1-1で終了した。

 後半も主導権を握るG大阪は56分に2枚替えを敢行し、宇佐美貴史とデニス・ヒュメットを投入。
59分、中谷進之介のスルーパスに抜け出した黒川がクロスを上げ、半田陸が打点の高いヘディングシュートを放ったが、相手GKが枠外へと弾き出す。68分には宇佐美がボックス手前左から右足を振ったが、鋭いカーブのかかったシュートは相手GKのセーブとクロスバーに阻まれ得点とはならない。

 攻めあぐねる展開となっていたG大阪だが70分にゴールをこじ開ける。アラーノがカットインからボックス内右に浮き玉のパスを送ると、半田とヒュメットを経由してボールは再びアラーノへ。中央へのラストパスを最後は宇佐美がダイレクトでゴール右下隅に流し込んだ。73分にはヒュメットのスルーパスに抜け出した奥抜侃志をカラム・ホールが後方から倒して一発退場。これで得たFKをヒュメットが豪快に沈めてリードを2点に広げた。

 数的有利のG大阪はその後も主導権を渡さず、試合は3-1で終了した。ACL2リーグステージの次節は10月2日に行われ、G大阪はアウェイでラーチャブリーと、東方はホームでナムディンと対戦する。

【スコア】
ガンバ大阪 3-1 東方

【得点者】
1-0 28分 ウェルトン(ガンバ大阪)
1-1 29分 ジル・マルティンス(東方)
2-1 70分 宇佐美貴史(ガンバ大阪)
3-1 75分 デニス・ヒュメット(ガンバ大阪)


【ゴール動画】G大阪が3発快勝! ウェルトン、宇佐美貴史、ヒュメットがネット揺らす








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