ベンフィカのジョゼ・モウリーニョ新監督は就任会見で今後の意気込みを示した。18日、スペイン『マルカ』が同指揮官のコメントを伝えている。


 現在62歳のモウリーニョ監督は、これまでチェルシーやインテル、レアル・マドリードなどを率いて、数々のタイトルを獲得してきた。2024年夏からはトルコのフェネルバフチェを率いていたが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)・プレーオフで敗れたことを受けて、先月下旬に同クラブを退任していた。

 そしてベンフィカはそのフェネルバフチェに勝利し、CL本戦に出場を決めたものの、リーグフェーズ第1節でカラバフに敗れ、ブルーノ・ラージ前監督を解任。フリーとなっていたモウリーニョ氏に白羽の矢が立ち、18日に正式に就任が発表された。

 モウリーニョ監督は就任会見で以下のようにコメントを残している。

「世界有数のビッグクラブで働く機会を得てから25年が経ったが、ここでそのキャリアを祝うつもりはない。これまで指導したきたビッグクラブの中で、ベンフィカの監督であることが、これほど光栄で責任感とやりがいを感じたことはない」

「言葉は時として風に運ばれるが、行動はそうではない。約束は非常に明確だ。私はベンフィカのために生きる。それが私の使命だ。この道を歩むうえで役に立つことは、この上ない栄誉なことなんだ」

 またマヌエル・ルイ・コスタ会長は「ジョゼ・モウリーニョについての説明は必要ないだろう。不思議なことに25年後、彼が世界で最も影響力のある監督の一人として戻ってきたことは、大きな名誉であり、誇りだ。
彼は勝者そのものだ。彼より豊富な経験を持つ人を見つけるのは難しいだろうね」とコメントしている。

 モウリーニョ監督はベンフィカと2027年までの契約を締結。最初の任期では2000年9月から同年12月までのわずか10試合の指揮に留まったが、25年の時を経てクラブに帰還。1人の若手監督から名将となったモウリーニョ監督がポルトガルでどのような指揮を執るのか注目だ。
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