アトレティコ・マドリードは24日、同日に控えたラ・リーガ第6節のラージョ・バジェカーノ戦に臨むメンバーリストを発表。同リストには、筋肉のケガと急性虫垂炎の手術を受けたことで離脱が続いていたスペイン代表MFアレックス・バエナの名前もあり、同試合が復帰戦となることが決まった。


 今夏に大型補強を敢行したアトレティコ・マドリードは、ラ・リーガの“2強”を切り崩す存在として期待が寄せられていたものの、エスパニョールとの開幕戦で1-2と逆転負けを喫すると、以降の2試合もドローと足踏みが続き、スタートダッシュに失敗。第4節のビジャレアル戦を2-0で制し、ようやく今季初白星を手にしたが、続くチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節ではリヴァプールに2-3で敗れ、前節のラ・リーガではマジョルカと1-1のドロー。ここまで1勝3分1敗と停滞感を拭えない序盤戦を過ごしており、ミッドウィーク開催の今節では勝利のみが求められる。

 このような状況の中、ディエゴ・シメオネ監督にとって朗報とも言えるのがバエナの復帰だ。今夏、総額最大5500万ユーロ(約96億円)と報じられた移籍金でビジャレアルからアトレティコ・マドリードへ完全移籍加入したバエナは、アルゼンチン代表FWアンヘル・コレア(現:UANLティグレス)の退団によって空き番号となった背番号10を託されるなど、大きな期待を背負って“ロヒブランコス”の一員となった。しかしながら、開幕戦のエスパニョール戦に先発出場した後は、軽度の筋肉損傷と診断されて戦線を離脱。全体トレーニングに合流直前のタイミングで、急性虫垂炎の手術を受けており、第1節を最後にピッチから遠ざかっていた。

 当初は、27日に控えたラ・リーガ第7節、レアル・マドリードとのマドリード・ダービーにも間に合うか不透明と報じられていたものの、同試合を前にメンバーに復帰。アトレティコ・マドリードの新たな10番は、なかなか波に乗り切れないチームに追い風を吹かせることができるか。

 なお、ウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネス、アルゼンチン代表MFティアゴ・アルマダ、アメリカ代表MFジョニー・カルドーゾの3名については、負傷のため引き続きリストから外れている。同時に、前節のマジョルカ戦で退場処分を受けたノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートも、出場停止のためメンバー外となった。


【ハイライト動画】アトレティコはマジョルカとドローでまたも勝てず



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