今季は第3節のラージョ・バジェカーノ戦こそ1-1で引き分けたものの、残る公式戦はチャンピオンズリーグ(CL)も含めて全勝中のバルセロナ。レアル・マドリードを追いかけるためにも負けられない今節のゲームは、自陣でのミスから33分に先制を許し、1点ビハインドでハーフタイムに突入。それでも、56分にスペイン人DFエリック・ガルシアがゴール前のこぼれ球に詰めて同点に追いつくと、70分にはオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングのクロスボールからポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキがヘディングシュートを叩き込んで逆転に成功。終盤の88分にはセットプレーからウルグアイ代表DFロナルド・アラウホが追加点を奪い、3-1でタイムアップ。苦しみながらも、バルセロナが勝ち点「3」を積み上げた。
試合後、フリック監督は、逆転ゴールに絡んだ2名の選手、F・デ・ヨングとレヴァンドフスキに触れながら、「彼らがチームにいるのはそのためだ。前半は相手に先に点を取られたとはいえど、良いプレーはできていたし、チャンスもたくさんあった。後半は、諦めずに落ち着いてプレーし、自信を持ってボールを扱うようにと選手たちに伝えた。そして、我々はそれをうまくやり遂げた。交代で入ったフレンキーとレヴィが適切なタイミングで素晴らしい仕事をしてくれて、勝ち点3を獲得できた」と勝利を喜んだ。
オビエドのように組織的な守備に優れるチーム相手にこそ、フリック監督はセットプレーが重要な意味を持つと力説する。「彼らは非常に素晴らしい守備を見せていたし、あらゆるシュートをブロックしようとしていた。
また、オビエドの先制点につながったシーンは、スペイン人GKジョアン・ガルシアがエリア外まで飛び出してロングボールを処理しようとした際、その後のパスが乱れてしまい、無人のゴールにシュートを打ち込まれる形だった。しかし、フリック監督は「あれが我々が求めるプレースタイルであり、今日のプレーは起こり得ることでもある。私が言えるのはそれだけだ」と発し、J・ガルシアの姿勢とこれまでのプレーを称えた上で、次のように言葉を続けた。
「彼は素晴らしいGKであり、我々の最終ラインをうまく守りながら、常に素晴らしい働きを見せてくれる。確かに今回のプレーはミスで、相手にその隙を突かれた。ただ、サッカーではこのようなことも起こり得る。重要なのは、我々が勝利したことだ」
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