2025明治安田J1リーグ第32節が27日に行われ、ヴィッセル神戸清水エスパルスが対戦した。

 首位鹿島アントラーズと勝ち点差「4」の2位に浮上した神戸が、同じくリーグ戦直近5試合無敗の清水を『ノエビアスタジアム神戸』に迎え撃っての一戦。
序盤は神戸が押し込むが、フィニッシュの精度に欠いて清水の堅い守りを崩すことはできない。

 試合の均衡が破れたのは40分、清水が先制に成功する。左サイドから山原怜音がクロスを送ると、小塚和季がボックス中央で合わせて流し込んだ。

 ビハインドで折り返した神戸は、猛攻が実って65分に追いつく。武藤嘉紀のヘディングシュートは阻まれたものの、こぼれ球を回収した大迫勇也が折り返し、再三チャンスに顔を出していた鍬先祐弥がヘディングで押し込んだ。

 さらにギアを上げる神戸。75分には大迫、エリキ、武藤で清水のゴールに襲いかかったが得点ならず。試合はこのまま終わるかに思われたが、後半アディショナルタイム2分に左からのクロスに酒井高徳が合わせて、執念の逆転ゴールを奪った。

 神戸は2連勝で鹿島との勝ち点差「4」を維持。清水は6試合ぶり黒星となった。次節は10月4日に行われ、神戸は敵地で浦和レッズと、清水はホームでFC東京と対戦する。

【スコア】
ヴィッセル神戸 2-1 清水エスパルス

【得点者】
0-1 40分 小塚和季(清水)
1-1 65分 鍬先祐弥(神戸)
2-1 90+2分 酒井高徳(神戸)


【ゴール動画】神戸vs清水



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