2025明治安田J1リーグ第32節が27日に行われ、ガンバ大阪アルビレックス新潟が対戦した。

 4連勝と絶好調のG大阪が、リーグ戦直近12試合で2分10敗と勝利から遠ざかる最下位の新潟を『パナソニックスタジアム吹田』に迎えての一戦。
試合の均衡が破れたのは15分、アウェイの新潟が5試合ぶりの得点で先制する。ファイナルサードで細かくパスを繋いで密集を突破し、最後は新井泰貴が相手GK一森純との一対一をループシュートで制してJ1初ゴールを記録した。

 しかし、G大阪は37分に試合を振り出しに戻す。スルーパスに抜け出した山下諒也がペナルティエリア右から折り返すと、飛び込んで合わせたのは宇佐美貴史。右足ダイレクトで合わせてゴール右下へ流し込み、J1通算300試合出場のメモリアルマッチを自ら飾った。

 同点で折り返すと、49分に新潟が勝ち越し点を奪う。自陣でのボール奪取からカウンターを展開。右サイドを突破した長谷川元希のグラウンダークロスに奥村仁が合わせて押し込んだ。新潟は6月に発足した入江徹体制で初のリーグ戦複数得点となった。

 それでも、60分にG大阪が再び追いつく。宇佐美のフリーキックは跳ね返されるが、ペナルティエリア内でデニス・ヒュメットがルーズボールを回収。後ろのウェルトンに託すと、ウェルトンは抑えの効いたシュートでゴールに突き刺した。


 すると64分、G大阪がついに逆転する。スローインの流れから左サイドの満田誠がクロスを供給。これは味方につながらなかったが、相手のクリアボールに反応した安部柊斗がボレーシュートを叩き込んだ。

 さらに75分、G大阪がリードを広げる。ハーフウェーライン付近で相手DFからボールを奪ったヒュメットが一気にゴール前まで運ぶ。最後葉狙い澄ましたコントロールショットをゴール右下へ流し込んだ。

 試合はこのまま終了し、G大阪は5連勝、新潟は13試合未勝利となった。次節、G大阪は10月5日に敵地で鹿島アントラーズと、新潟は同4日にホームでファジアーノ岡山と対戦する。

【スコア】
ガンバ大阪 4-2 アルビレックス新潟

【得点者】
0-1 15分 新井泰貴(新潟)
1-1 37分 宇佐美貴史(G大阪)
1-2 49分 奥村仁(新潟)
2-2 60分 ウェルトン(G大阪)
3-2 64分 安部柊斗(G大阪)
4-2 75分 デイス・ヒュメット(G大阪)


【ゴール動画】G大阪vs新潟







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