1年でのJ1復帰を目指し、今季はハッチンソン監督を迎えてスタートした磐田だったが、2025明治安田J2リーグ第31節終了時点で14勝6分け11敗、勝ち点「48」で8位に位置。
これを受け、磐田は28日付でハッチンソン監督との契約解除を決断。また、ショーン・オントン(コーチ)、アーチ・セリミ(ヘッド・オブ・フットボール・ディベロップメント&パフォーマンス)とも契約解除に至ったことを発表した。なお、29日のトレーニングより、久藤清一コーチが暫定的にチームの指揮を執っていることも明らかにしている。
契約解除となったハッチンソン監督は磐田のクラブ公式サイトで「選手やスタッフが全身全霊でJ1昇格という目標を達成できるように頑張ってくれて誇りに思います。例え私が去ることになってもクラブのミッションは変わりませんので、ファンの皆様は信じてクラブを応援をし続けてください。成功を願っています」とコメントを発表している。
オーストラリア出身のハッチンソン監督は、1979年12月29日生まれの現在45歳。プロキャリア最後のクラブとなったセントラルコースト・マリナーズで選手兼任コーチとして指導者キャリアを始めると、その後はアメリカやJリーグなどでも経験を積み、2024シーズンに自身2度目となる横浜F・マリノスのヘッドコーチに就任。同年7月にはハリー・キューウェル元監督が成績不振により解任されたことを受け、内部昇格という形で暫定的に指揮を取ったが、昨シーズン限りで退任し、今季から磐田の指揮官を務めていた。