チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第2節が9月30日に行われ、マルセイユ(フランス)とアヤックス(オランダ)が対戦した。

 インテル(イタリア)との開幕戦に0-2で敗れ、3年ぶりのCLは黒星スタートとなったアヤックス。
迎えた第2節では、レアル・マドリードとの初戦に敗れたマルセイユと今大会初白星をかけて激突する。アヤックスに所属する日本代表DF板倉滉は、第1節に続きセンターバックの一角として先発出場を果たしている。

 試合は開始早々の6分にホームチームがスコアを動かす。ナイフ・アゲルドが自陣ボックス内から鋭い縦パスを差し込み、降りてきたピエール・エメリク・オーバメヤンがワンタッチでフリック。対応した板倉の背後を突く形でDFラインの裏を取ると、抜け出したイゴール・パイシャオンがゴールに流し込んで先制点を挙げた。

 さらに6分後、マルセイユが大きな追加点をゲットする。アヤックスが最後尾からビルドアップを試みるなか、デイヴィ・クラーセンのパスをアルトゥール・フェルメーレンがカット。こぼれ球がパイシャオンに繋がると、カットインしながらペナルティエリア正面で右足を一振り。低弾道の一撃でニアを射抜き、マルセイユがリードを2点に広げた。

 勢いに乗るマルセイユは、26分に再びカウンターから3点目をマークする。アヤックス陣内で立て続けに攻守が入れ替わると、ステフェン・ベルフハイスのバックパスをオーバメヤンがインターセプト。素早くボックス内にスルーパスを送り、メイソン・グリーンウッドがスピードに乗りながらGKと1対1を迎える。
冷静に左足でネットを揺らし、マルセイユがアヤックスを突き放した。

 52分にはアヤックスが相手ボックス右角付近でフリーキックを獲得したものの、こぼれ球を回収したマルセイユの高速カウンターが炸裂する。セットプレーを凌いたホームチームがテンポ良くボールを繋いで前進し、パイシャオンがペナルティエリア正面のオーバメヤンにラストパスを供給。マーカーとの駆け引きを制しながらシュートを決め切り、スコアは4点差となった。

 その後、アヤックスも攻勢を強めて次々とチャンスを創出。後半だけで12本のシュートを記録するなどゴールに迫ったが、試合は4-0でマルセイユが勝利した。次節は22日に行われ、マルセイユはアウェイでスポルティング(ポルトガル)と対戦。アヤックスはアウェイでチェルシー(イングランド)と対戦する。

【スコア】
マルセイユ 4-0 アヤックス

【得点者】
1-0 6分 イゴール・パイシャオン(マルセイユ)
2-0 12分 イゴール・パイシャオン(マルセイユ)
3-0 26分 メイソン・グリーンウッド(マルセイユ)
4-0 52分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(マルセイユ)
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