優勝候補同士の一戦は劇的な幕切れとなった。

 チャンピオンズリーグ(CL)リーフフェーズ第2節が現地時間10月1日に行われ、バルセロナとパリ・サンジェルマン(PSGが対戦した。
19分にラミン・ヤマルからペドリを経由して左のマーカス・ラッスフォードへボールが渡り、絶妙なラストパスをフェラン・トーレスが押し込みバルセロナが先制に成功。対するPSGは38分、力強いドリブルで持ち上がったヌーノ・メンデスからセニー・マユルがボールを引き取り、冷静に流し込んで試合を振り出しに戻す。

 その後は一進一退の攻防が続くも、互いにチャンスを活かせず試合は最終盤に突入する。迎えた90分、右サイドのスペースでボールを受けたアクラフ・ハキミが中央へ折り返すと、走り込んだゴンサロ・ラモスが値千金の勝ち越しゴールをマーク。競り勝ったPSGがCL連勝発進に成功している。

 欧州王者の貫禄を見せ、敵地『エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス』で劇的な逆転勝利を飾ったPSG。データサイト『Opta』によると、バルセロナとのアウェイゲームで3連勝したのはヨーロッパの主要大会史上で初めてのことだという。

 一方、昨シーズンの王者に敗れ、連勝発進とはならなかったバルセロナだが、この試合でクラブ史に残る記録を樹立したようだ。ハンジ・フリック監督率いるチームは公式戦で現在45試合連続得点中。『Opta』によると、これは1942年11月から1944年2月までの44試合連続を上回るクラブ史上最長記録となっているようだ。なお、45試合での総得点数は127にも上り、1試合平均で2.8ゴールを挙げていることとなる。

 両チームの次節は21日に行われ、バルセロナはホームでオリンピアコス、PSGはアウェイでレヴァークーゼンと対戦する。



【ハイライト動画】PSGがバルサ撃破! 最終盤にG・ラモスが決勝点

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