UEFAカンファレンスリーグ(ECL)・リーグフェーズ第1節の18試合が2日に行われた。

 チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)に次ぐ、UEFA(欧州サッカー連盟)が主催する“第3の大会”として2021-22シーズンからスタートしたECL。
他の2大会と同じくスイス式トーナメントの「リーグフェーズ」を採用しているものの、各チームの試合数は6試合となっており、CLとELに比べ2試合少ない構成で決勝トーナメント進出クラブを決定する。

 鎌田大地が先発したクリスタル・パレス(イングランド)は、敵地でディナモ・キーウ(ウクライナ)と対戦。序盤から主導権を握ると、31分に左サイドから送られたクロスをダニエル・ムニョスがヘディングで合わせて先制に成功する。さらに58分、ジェレミ・ピノによる“技あり”のアウトサイドクロスからエディ・エンケティアが追加点をマーク。終盤にはボルナ・ソサが退場したものの、クリスタル・パレスが2-0で勝利した。なお、鎌田は69分までプレーしている。

 マインツ(ドイツ)は敵地でオモニア・ニコシア(キプロス)と激突。先発した佐野海舟は中盤で存在感を放ち、73分にはボックス内への侵入からPKを獲得する。キッカーを務めたナディーム・アミリが冷静に決め切り、アウェイチームが先制に成功。最後までリードを守り切ったマインツが1-0で勝利し、白星発進を飾った。ベンチ入りした川﨑颯太に出番は訪れなかったものの、佐野はフル出場した。

 小林友希に出場はなかったが、ヤギエロニア・ビャウィストク(ポーランド)はホームでハムルーン・スパルタンズ(マルタ)に1-0で勝利。
毎熊晟矢が負傷欠場となったAZ(オランダ)は、敵地でラルナカ(キプロス)に0-4の大敗を喫した。また、FCノア(アルメニア)に所属する大島拓登は、先発出場で決勝弾のアシストを記録。チームも1-0でリエカ(クロアチア)を破っている。

ECL・リーグフェーズ第1節の結果は下記の通り。

■ECL・リーグフェーズ第1節の結果
ディナモ・キーウ(ウクライナ) 0-2 クリスタル・パレス(イングランド)
FCノア(アルメニア) 1-0 リエカ(クロアチア)
ヤギエロニア・ビャウィストク(ポーランド) 1-0 ハムルーン・スパルタンズ(マルタ)
クオピオン・パロセウラ(フィンランド) 1-1 ドリタ(コソボ)
ローザンヌ・スポルト(スイス) 3-0 ブレイザブリク(アイスランド)
レフ・ポズナン(ポーランド) 4-1 ラピード・ウィーン(オーストリア)
オモニア・ニコシア(キプロス) 0-1 マインツ(ドイツ)
ラージョ・バジェカーノ(スペイン) 2-0 シュケンディヤ(マケドニア)
ズリニスキ・モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ) 5-0 リンカーン・レッド・インプス(ジブラルタル)
アバディーン(スコットランド) 2-3 シャフタール・ドネツク(ウクライナ)
ラルナカ(キプロス) 4-0 AZ(オランダ)
フィオレンティーナ(イタリア) 2-0 シグマ・オロモウツ(チェコ)
レギア・ワルシャワ(ポーランド) 0-1 サムスンスポル(トルコ)
ツェリェ(スロベニア) 3-1 AEKアテネ(ギリシャ)
ラクフ・チェンストホヴァ(ポーランド) 2-0 ウニヴェルシタテア・クラヨーヴァ(ルーマニア)
シェルボーン(アイルランド) 0-0 BKヘッケン(スウェーデン)
スロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア) 1-2 ストラスブール(フランス)
スパルタ・プラハ(チェコ) 4-1 シャムロック・ローヴァーズ(アイルランド)
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