報道によると、バルセロナのデコSD(スポーツディレクター)と選手陣営との交渉は最終段階に到達しており、契約延長の可能性が極めて高いとのこと。新たな契約期間は2029年6月30日までとなる見込みで、現在はボーナスの条件についての調整が行われているようだ。バルセロナとしては今月のインターナショナルマッチウィーク終了後の現地時間15日までにすべての書類への署名と公式発表を行いたいと考えているという。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、バルセロナがF・デ・ヨングと口頭合意に達しており、2029年6月末までの契約延長に迫っていると指摘。諸々の条件の調整が完了すれば、弁護士立ち会いのもとで公式書類への署名が行われる見込みと伝えている。
現在28歳のF・デ・ヨングは2019年夏に母国の名門アヤックスからバルセロナへ完全移籍加入。度重なる負傷に悩まされながらもここまで公式戦通算266試合に出場し19ゴール24アシストをマークしている。第3キャプテンに就任して迎えた昨シーズンはスペイン人MFマルク・ベルナルや同国代表MFマルク・カサドの台頭がありながらも、ハンジ・フリック監督率いるチームの中心選手として活躍し、国内3冠達成に大きく貢献した。
今シーズンもここまで公式戦7試合に出場。現行契約は2026年6月末までとなっており、これまで移籍市場の度に売却の噂が挙がっていたが、選手本人は一貫してバルセロナ残留を希望していた。