日本代表は6日、キリンチャレンジカップ2025 パラグアイ代表戦に向けて始動した。今回の招集メンバー26名の内、唯一の初招集となった24歳MF斉藤光毅は「ずっと選ばれたかったですし、やっと選んでもらったので、活躍して爪痕を残したい」と意気込んでいる。


 斉藤は横浜FCの育成組織出身。2018年に16歳11カ月11日というクラブ史上最年少でトップチームデビューを飾った逸材だ。横浜FCから飛び立ち、ロンメルSK(ベルギー)、スパルタ・ロッテルダム(オランダ)、そして現在も所属するクイーンズ・パーク・レンジャーズ(イングランド)の欧州3カ国でプレー。昨季はチャンピオンシップ(イングランド2部)で39試合3得点2アシストとタフなリーグで1年間を通して戦い抜き、念願の日本代表初招集となった。「ずっと(日本代表に)選ばれたくてやってきたので、やっとスタートラインに立てた。ただ、選ばれることがゴールではないので、ここで活躍したい」と覚悟を語る。

 所属するクイーンズ・パーク・レンジャーズでは『4-2-3-1』布陣の2列目左サイドが主戦場。3バックを採用する日本代表では、左ウイング、またはシャドーでの起用が濃厚だ。「しっかりとハードワークをして、自分の良さを出していければ。分かりやすいの仕掛け。そこを出していきながら、他の選手の距離感も大事にして崩していけたらいい」と見据えている。

 10月初戦の相手はパラグアイ代表。
10番を背負った昨年のパリ五輪では、グループステージ初戦のパラグアイ戦で2アシストを記録し、5-0の大勝に貢献している。そんな“縁起の良い”パラグアイ戦でデビューを目指す斉藤は「チームも状況も違いますけど」と前置きしつつ、「1年前と比べて成長している姿を見せたいですし、見せないといけない」と語った。
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