斉藤は横浜FCの育成組織出身。2018年に16歳11カ月11日というクラブ史上最年少でトップチームデビューを飾った逸材だ。横浜FCから飛び立ち、ロンメルSK(ベルギー)、スパルタ・ロッテルダム(オランダ)、そして現在も所属するクイーンズ・パーク・レンジャーズ(イングランド)の欧州3カ国でプレー。昨季はチャンピオンシップ(イングランド2部)で39試合3得点2アシストとタフなリーグで1年間を通して戦い抜き、念願の日本代表初招集となった。「ずっと(日本代表に)選ばれたくてやってきたので、やっとスタートラインに立てた。ただ、選ばれることがゴールではないので、ここで活躍したい」と覚悟を語る。
所属するクイーンズ・パーク・レンジャーズでは『4-2-3-1』布陣の2列目左サイドが主戦場。3バックを採用する日本代表では、左ウイング、またはシャドーでの起用が濃厚だ。「しっかりとハードワークをして、自分の良さを出していければ。分かりやすいの仕掛け。そこを出していきながら、他の選手の距離感も大事にして崩していけたらいい」と見据えている。
10月初戦の相手はパラグアイ代表。