現在55歳のヒュッター監督は、ザルツブルクやヤングボーイズでの指導経験を経て、2018年夏にフランクフルトの監督に就任。その後ボルシアMGを率い、2023年7月に日本代表MF南野拓実も所属するモナコの指揮官に就任した。初年度にはリーグ戦2位に導き、クラブを6シーズンぶりのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)本戦出場へと導いている。
就任3シーズン目を迎える今シーズン、モナコはリーグ・アンで7試合を消化し、4勝1分2敗の5位。CLでは1分1敗の成績を残している。直近3試合は勝利から離れており、リーグ・アン第6節ロリアン戦では退場者を出し数的不利に陥った影響で1-3で敗戦。CL・リーグフェーズ第2節マンチェスター・シティ戦は、終盤のPKで引き分けに持ち込み、リーグ・アン第7節ニース戦は2度のビハインドを追いついたものの、今度は数的優位を生かせず引き分けに終わった。
こうした状況を受け、モナコはヒュッター監督の解任を検討しているようで、『レキップ』は「後任探しを本格化させており、オーナーを務めるドミトリー・リボロフレフ氏が交渉を直接行っている」と報道。また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も「10月の代表期間中に解任される可能性がある」と伝えている。
そして後任候補には、2024年夏までドルトムントを率いていたエディン・テルジッチ氏が浮上している。