オランダ代表FWメンフィス・デパイ(コリンチャンス/ブラジル)が予期せぬアクシデントに見舞われたようだ。6日、イギリスメディア『BBC』や『ESPN』が伝えている。


 現在開催中のFIFAワールドカップ26欧州予選でグループGの首位に立っているオランダ代表。今月のインターナショナルマッチウィークでは現地時間9日にマルタ代表、3日後にフィンランド代表と対戦する。3日には2連戦に臨むメンバーが発表され、歴代最多得点記録を誇るデパイもDFフィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール/イングランド)やMFフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ/スペイン)らとともに名を連ねた。

 そんなデパイだが、まさかの事態によってオランダ代表への合流が遅れているようだ。報道によると、同選手は現地時間5日の夜にブラジルからオランダへ出発する予定だったが、パスポートが盗まれたため渡航できなかったとのこと。王立オランダサッカー協会(KNVB)はデパイのできる限り早い合流に向けてあらゆる努力を尽くすと強調しており、同選手は仮パスポートの発行を経て現地時間7日の朝にオランダに到着予定だという。

 オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督は今回の件について「メンフィスにとってはもちろんのこと、我々にとっても残念なことだ。当然ながら、代表戦に向けた準備はフルメンバーでスタートしたいものだからね。しかし、我々のコントロールを超えた状況もある。彼ができるだけ早くトレーニングキャンプに合流できることを願っているよ」とコメントしている。
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