レアル・ソシエダは6日、MFホン・ゴロチャテギとの2030年夏までの契約延長を発表した。

 開幕前、「大きなプレッシャーはあるけど、それよりも美しさの方を大切にしたかった」と口にした“4”の継承者が、レアル・ソシエダと新たな契りを交わした。
2002年9月2日生まれのホン・ゴロチャテギは現在23歳。『スビエタ(練習場)』の門を叩いたのは15歳のときで、以降は各カテゴリーで昇格を重ねると、昨シーズンにレンタル移籍先のミランデスで台頭。セグンダ全42試合と昇格プレーオフ全4試合に出場しており、クラブ史上初となる昇格には導けなかったものの、中盤の底で見せたクオリティにより、スペイン国内での評価は急上昇した。

 そして今夏、レアル・ソシエダへの復帰が決まるとともに、チュリウルディンにおいて神格化される“4番”を、MFマルティン・スビメンディから受け継いだ。が、期待された今シーズンは、スタートから苦しむことに。チームはラ・リーガ第8節終了時点で1勝2分5敗の19位と低迷しており、自身もケガで欠場した開幕節を除き、ここまでのリーグ戦7試合に出場しているなかで、スビメンディのように“勝たせられる存在”とは程遠く…。0-1で敗れた5日のラージョ・バジェカーノ戦後には、悔し涙を流している様子が、カメラに捉えられていた。

 そうしたなかで、契約延長を発表したレアル・ソシエダが、「まだ磨かれるべき宝石ではあるが、すでに輝きを放っている」と改めて期待を寄せるコメントを添えているように、“新たな4番”ことゴロチャテギの成長が、チームのカギを握っている。


【宝石】ゴロチャテギが30年夏まで契約延長



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