日本代表は10日、キリンチャレンジカップ2025でパラグアイ代表と対戦。
佐野海舟と中盤の3列目でスターティングメンバーに名を連ねた田中は、「後ろから見ても(堂安)律や(南野)拓実君に相手の意識が向いていたので、(縦パスを)入れるのは難しかった」と前進の難しさを語ると、「それを飛ばして(小川)航基君に入れたり、シンプルにサイドからクロスを入れてセカンドボールを拾うことをやってもよかった」と攻撃時に課題を振り返った。
さらに田中は「ニアゾーンを取った時に何回かチャンスは作れた」と前置きしつつも、「現代サッカーでは崩してゴールはあまりない」と持論を展開。「セットプレーだったり、奪われた後にすぐに奪い返すとか、ショートカウンターでスペースがある状況でチャンスが生まれると思う。そこでいかにシュートまで行けるかが重要」と述べると「セカンドボールを拾った後にスピードアップできるかが大切」と続け、最近のサッカートレンドに触れている。
そのうえで、「スペースがある方がチャンスになる意味では、より相手陣内にボールをこぼしたり、ファウルで止めなきゃいけないという、こだわりは個人的に求めていく必要がある」と自身の課題を口にしている。
また失点シーンについても言及。1失点目については「ブロックを組んだ時にやられるのはダメですし、ボールホルダーにプレッシャーに行くべきだった。ボランチが落ちる相手に対して、どこまで行くかははっきりしなきゃいけなかった」と指摘。64分の失点の場面についても「結局あれもスペースが生まれたことでピンチになった」と問題点を整理している。