スコットランド代表は現地時間12日、FIFAワールドカップ26欧州予選・グループC第4節でベラルーシ代表を2-1で破った。イギリスメディア『スカイスポーツ』が同日、スコットランド代表を率いるスティーブ・クラーク監督の試合後会見におけるコメントを伝えており、グループCを2位以内で終えることを確定させたにも関わらず、指揮官は試合内容への不満を露わにした。
初陣でデンマーク代表との一戦をスコアレスドローで終えてから、連勝を飾って今節を迎えたスコットランド代表。試合は15分、ゴール前でうまく相手をかわしたFWチェ・アダムス(トリノ/イタリア)の左足シュートでスコットランド代表が先手を取ると、終盤の84分にはDFアンドリュー・ロバートソン(リヴァプール/イングランド)からの折り返しをうまく収めたMFスコット・マクトミネイ(ナポリ/イタリア)が追加点を奪い、勝利を手繰り寄せる。だが、後半アディショナルタイムには中央を破られると、ベラルーシ代表に1点を返され、2-1でタイムアップを迎えた。
この結果により、グループCでは勝ち点を「10」に伸ばしたスコットランド代表およびデンマーク代表が、今予選を2位以内で終えることを確定させた。現時点では得失点差により、デンマーク代表が首位に立っている状況。スコットランド代表としては、1998年に開催されたフランス大会以来、7大会ぶりのFIFAワールドカップ出場にまた一歩近づいたが、失点後にはスタジアムからブーイングも飛ぶなど、ファン・サポーターは内容面に満足していなかった。
この考えは、指揮官も同様のようだ。試合後の会見に出席したクラーク監督は「今夜の試合内容にファンが失望したなら、監督も同様にだという事実を知っておいてもらいたい」などと話しただけでなく、「本当に、本当に、心底がっかりしている。おそらく、私が指揮した72試合の中で、最も失望した瞬間だろう。なぜなら、我々はまったくもって機能していなかったからだ」とチームのパフォーマンスを酷評。厳しい言葉を口にした理由を、次のように説明している。
「おそらく、皆さんから『なぜそのように感じるのか?』といった類の質問が飛ぶだろうから、話を進める前に説明をしておく。
「ただし、パフォーマンスは明らかに基準を大きく下回っていた。正直、なぜ勝利できたのかわからないほどにね。首を傾げる結果だ。もちろん、このようなパフォーマンスとなってしまった原因を分析するのが私の仕事だ。そこに対する責任は持つ」
続けて、クラーク監督は改善点を口にし、「ボールを持っていない時、チームとしてどのようなことをできるか、どのように結束するかは、すぐに取り掛かる必要がある。同時に、ボールを持っている時のクオリティーも高められるはずだ」と主張。もちろん、このような考えは既に選手にも伝えており、「既にロッカールームで選手たちに話をした。私の考えは伝わっているはずだ」と明かしている。
一方で、「彼らへの信頼は揺らがない」とクラーク監督。2019年5月の就任以降、歴代最多となる72試合を指揮してきた指揮官は「来月には別人のように変わっているだろう。選手たちの顔を見た時にそう確信した」と発し、共に歴史を紡いできた選手たちへの信頼も強調した。
スコットランド代表の10月シリーズはベラルーシ代表戦をもって終了。11月シリーズの2戦目では、勝ち点「10」で並ぶデンマーク代表との“首位攻防戦”が控えている。
【ハイライト動画】ベラルーシ撃破もクラーク監督「心底がっかり」
初陣でデンマーク代表との一戦をスコアレスドローで終えてから、連勝を飾って今節を迎えたスコットランド代表。試合は15分、ゴール前でうまく相手をかわしたFWチェ・アダムス(トリノ/イタリア)の左足シュートでスコットランド代表が先手を取ると、終盤の84分にはDFアンドリュー・ロバートソン(リヴァプール/イングランド)からの折り返しをうまく収めたMFスコット・マクトミネイ(ナポリ/イタリア)が追加点を奪い、勝利を手繰り寄せる。だが、後半アディショナルタイムには中央を破られると、ベラルーシ代表に1点を返され、2-1でタイムアップを迎えた。
この結果により、グループCでは勝ち点を「10」に伸ばしたスコットランド代表およびデンマーク代表が、今予選を2位以内で終えることを確定させた。現時点では得失点差により、デンマーク代表が首位に立っている状況。スコットランド代表としては、1998年に開催されたフランス大会以来、7大会ぶりのFIFAワールドカップ出場にまた一歩近づいたが、失点後にはスタジアムからブーイングも飛ぶなど、ファン・サポーターは内容面に満足していなかった。
この考えは、指揮官も同様のようだ。試合後の会見に出席したクラーク監督は「今夜の試合内容にファンが失望したなら、監督も同様にだという事実を知っておいてもらいたい」などと話しただけでなく、「本当に、本当に、心底がっかりしている。おそらく、私が指揮した72試合の中で、最も失望した瞬間だろう。なぜなら、我々はまったくもって機能していなかったからだ」とチームのパフォーマンスを酷評。厳しい言葉を口にした理由を、次のように説明している。
「おそらく、皆さんから『なぜそのように感じるのか?』といった類の質問が飛ぶだろうから、話を進める前に説明をしておく。
パフォーマンスだけで予選突破はできない。もちろん、そんな状況でも勝ち点3を積み上げ、3連勝をしたのだから、スコットランドに関わる人々の考えと同様に、この結果は本当に喜ばしい」
「ただし、パフォーマンスは明らかに基準を大きく下回っていた。正直、なぜ勝利できたのかわからないほどにね。首を傾げる結果だ。もちろん、このようなパフォーマンスとなってしまった原因を分析するのが私の仕事だ。そこに対する責任は持つ」
続けて、クラーク監督は改善点を口にし、「ボールを持っていない時、チームとしてどのようなことをできるか、どのように結束するかは、すぐに取り掛かる必要がある。同時に、ボールを持っている時のクオリティーも高められるはずだ」と主張。もちろん、このような考えは既に選手にも伝えており、「既にロッカールームで選手たちに話をした。私の考えは伝わっているはずだ」と明かしている。
一方で、「彼らへの信頼は揺らがない」とクラーク監督。2019年5月の就任以降、歴代最多となる72試合を指揮してきた指揮官は「来月には別人のように変わっているだろう。選手たちの顔を見た時にそう確信した」と発し、共に歴史を紡いできた選手たちへの信頼も強調した。
スコットランド代表の10月シリーズはベラルーシ代表戦をもって終了。11月シリーズの2戦目では、勝ち点「10」で並ぶデンマーク代表との“首位攻防戦”が控えている。
【ハイライト動画】ベラルーシ撃破もクラーク監督「心底がっかり」
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