なでしこジャパンを率いるニルス・ニールセン監督は、メンバー23名の発表後に会見。
これまで招集してきた選手が海外組を中心に並んだが、2024年2月に左ひざの前十字じん帯損傷の大けがから復帰を果たした遠藤純(エンジェル・シティ/アメリカ)、同じく2024年のパリ・オリンピックで左ひざ前十字じん帯断裂の大けがから復帰を果たした清水梨紗(リヴァプール/イングランド)の2選手が1年以上ぶりの日本代表に復帰。2024年10月に佐々木則夫代行監督下で招集されて以来となる小山史乃観(ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ)含め、3選手がニールセン監督となってから初の招集となった。
指揮官は清水について、「まず彼女には居場所が代表にあると伝えたい」と話し、「質の高い選手で、選出は当然でもある。静かなリーダーシップが特徴でもある。大けがの前の輝きを代表でも取り戻してほしい」と期待を寄せ、遠藤については「いろいろなポジションができ、チームに必要なフィジカルも持っている。現時点では左サイドのウイングかサイドバックで考えている。左利きがチームに多くない中、左足から素晴らしいクロスも蹴ることができる。久々の代表ということで、話すことも楽しみ」と、清水同様に持っている力を見せてほしいと続けている。
小山は2選手と比べて、まだ代表は1キャップと経験も少ないが「常に見たい、話したいと思っていた選手の一人。クラブでのパフォーマンスが素晴らしい。
ニールセン監督は「今は自分たちに目を向けるべき」とヨーロッパ勢との2連戦を位置づけ、「選手を知る段階から、結果を求める段階」に入ったとして、勝利を追求する姿勢を示している。