NECに所属する佐野航大と塩貝健人が、9日に行われたエールディヴィジ第12節フローニンゲン戦で、ゴールを記録した。

 NECは今季開幕3連勝と好スタートを切ったものの、現在は3戦連続ドローの後で、前節のユトレヒト戦を0-1で落としており、4戦未勝利という状況。
前節終了時点で4勝3分4敗となった中で、今節は6勝1分4敗の成績を残すフローニンゲンをホームに迎えた。

 NECに所属する小川航基と佐野航大がスターティングメンバーに名を連ね、塩貝健人はベンチスタートとなった一戦は、前半はスコアレスで終了。後半に入ると、小川との交代で塩貝がピッチに送り出される。

 試合が動いたのは後半の立ち上がりだった。51分、NECは左サイドから攻撃へ転じると、ボールキープしたバサル・オナルから、駆け上がってきた佐野がボックス手前でボールを引き取る。自らドリブルでペナルティエリア内へ侵入し、左足でグラウンダーのシュートを突き刺した。

 佐野の今季初ゴールでNECが先手を取ると、61分にはもう1人の若き日本人が続く。敵陣左サイドでボールを奪ったブライアン・リンセンがドリブルでスペースを前進し、右足アウトサイドでGKと最終ラインの間にグラウンダーのボールを流し入れると、ファーサイドへ走り込んだ塩貝がダイレクトで流し込む。塩貝の10試合ぶり今季3点目で、NECがリードを広げた。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、NECはエールディヴィジで5試合ぶりの白星を手にした。佐野はフル出場を果たしている。


 次節は23日に行われ、NECは敵地で上田綺世が所属するフェイエノールトと、フローニンゲンはホームでズウォレと、それぞれ対戦する。

【スコア】
NEC 2-0 フローニンゲン

【得点者】
1-0 51分 佐野航大(NEC)
2-0 61分 塩貝健人(NEC)
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