天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会の決勝が22日に行われ、FC町田ゼルビアが3-1でヴィッセル神戸に勝利。試合後、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が取材に応じた。


 FC東京との準決勝を制し、連覇を狙う神戸との決勝に臨んだ町田。試合は開始早々の6分に藤尾翔太の得点で町田が先制すると、32分にはミッチェル・デュークの見事なパスから相馬勇紀が追加点をマーク。後半は追う展開となった神戸が攻勢を強めたものの、56分に再び藤尾がネットを揺らし、リードは3点に拡大する。その後、62分に宮代大聖のゴールで神戸が1点を返したが、スコアは3-1で終了。勝利を収めた町田がクラブ史上初の主要タイトルとなる天皇杯を勝ち獲った。

 試合後の取材に応じた宮本会長は、「初タイトルへの想いを強く感じるような試合展開だったと思う」と町田の戦いを評価。続けて「神戸も後半立ち上がりに盛り返して、あそこで1点取っていればわからなかった」とゲーム内容を振り返っている。

 一方、公式入場者数は「31,414人」と発表。昨年の決勝から約25,000人の減少となったが、「いろんな要因があると思う。11月に国立での試合も多かったし、準決勝と決勝の間の時間も短かった。関西と関東のチームの対戦でもあった」と見解を口に。続けて、「理由というか、その背景はもう少し深掘りする必要がある」と語った。


 さらに、シーズンが移行する来季の天皇杯決勝については、「それはまた協議してですけど」と前置きしながら、「我々の考えとしては、やはりお正月、元旦にやりたいと常に思っている」と見解を明かしている。
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