リーグフェーズ開幕から唯一の5連勝を飾り、ここまでわずか1失点と安定感が際立つアーセナル。
序盤は拮抗した展開に。アーセナルがノニ・マドゥエケ、マルティン・ウーデゴーア、ベン・ホワイトの右サイドを起点に攻め込む一方、クラブ・ブルッヘも攻撃時には巧みなプレス回避を見せ、敵陣ゴール前に迫るシーンを作る。時間の経過とともにアーセナルが圧力を強める中、25分には右サイドの低い位置でボールを受けたマドゥエケが力強いドリブルでボックス手前中央まで侵入し左足を一閃。強烈なシュートがクロスバーを叩いてからネットを揺らし、先制に成功した。
前半の終盤にかけてはクラブ・ブルッヘの時間が続き、44分にはハンス・ヴァナケンのワンタッチパスからアレクサンダル・スタンコヴィッチに抜け出されてピンチを迎えたが、グラウンダーの鋭いシュートはGKダビド・ラヤが右手一本で弾き出す。ピンチを凌ぐと、アディショナルタイムにはヴィクトル・ギェケレシュのポストプレーを受けたマドゥエケがカットインから左足を振ったがGKダニ・ファン・デン・フーヴェルの好セーブに阻まれ、前半を1点リードで終えた。
後半開始直後の47分、敵陣左サイドでのスローインからマルティン・スビメンディが深い位置まで運んで左足でクロスを上げると、ファーサイドでフリーになっていたマドゥエケが頭で押し込み、アーセナルが貴重な追加点を奪う。さらに56分には左からカットインしたガブリエウ・マルティネッリがゴール右上隅にミドルシュートを突き刺し3点差に。
3点のリードを奪ったアーセナルはガブリエウ・ジェズスやリッカルド・カラフィオーリ、ブカヨ・サカ、イーサン・ヌワネリを投入し、選手のプレータイムをコントロール。クラブ・ブルッヘに何度かチャンスを作られるが、GKラヤの好守もあり得点を許さない。長期離脱から復帰したばかりのジェズスにボールを集め、果敢に4点目を狙っていく。試合はこのまま0-3で終了し、アーセナルが6連勝を飾った。
次節は来年1月20日に行われ、クラブ・ブルッヘはカイラト・アルマトイ(カザフスタン)、アーセナルはインテル(イタリア)といずれもアウェイで対戦する。
【スコア】
クラブ・ブルッヘ 0-3 アーセナル
【得点者】
0-1 25分 ノニ・マドゥエケ(アーセナル)
0-2 47分 ノニ・マドゥエケ(アーセナル)
0-3 56分 ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)
【ハイライト動画】マドゥエケ&マルティネッリの両翼が躍動! アーセナルがCL6連勝

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