試合は序盤の11分、日本代表MF鎌田大地からのダイレクトスルーパスでイングランド人FWエディ・エンケティアがボックス左に侵入すると、折り返しをナイジェリア代表FWクリサントゥス・ウチェがダイレクトで沈め、クリスタル・パレスが先手を取る。25分にはゴール前のこぼれ球をエンケティアが押し込んで点差を広げると、37分には鎌田からのパスを受けたスペイン代表FWジェレミ・ピノが、ドリブルで前進してから右足でミドルシュートを突き刺し、3点をリード。ハーフタイムには鎌田、ピノ、イングランド代表MFアダム・ウォートンといった選手たちを下げたものの、シェルボーンの追撃を許さず、3-0でタイムアップを迎えた。
試合後、グラスナー監督は「今日、選手たちが見せた姿勢は称賛に値する。ピッチの状態は決して良くなかったが、相手はホームで見せ場を作ろうとしていた。そんな相手に完勝したのだから、我々としては非常に良い試合だ」と選手たちを褒め称える。「前半は素晴らしいゴールがいくつも決まった。ハーフタイムにはこのペースを維持するように伝えたが、後半の選手たちも実行してくれたよ。実際、多くのチャンスがあったが、残念ながら、これ以上の得点を奪うことはできなかった」と試合を総括した。
続けて、グラスナー監督は「ここまで深く守る相手から、数多くのチャンスを作り、3得点を奪ったんだ。そこに加えて、無失点も達成している。
これで、クリスタル・パレスはECLのリーグフェーズにおける成績を3勝2敗とした。現在の順位は9位だが、ラウンド16へストレートインできる8位以内も十分に狙える立ち位置。18日に控えたリーグフェーズの最終節では、本拠地『セルハースト・パーク』にフィンランドの強豪クオピオン・パロセウラを迎える。

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