リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)インテル戦で招集外としたエジプト代表FWモハメド・サラーについて言及した。12日、地元メディア『リヴァプール・エコー』が同指揮官のコメントを伝えている。


 サラーは昨シーズン、プレミアリーグで29ゴール18アシストという圧巻の数字を残してリーグ制覇に貢献した。しかし、今季は調子が上向かず、ここまで4ゴール2アシストとこれまでの同選手の活躍と比べると物足りないパフォーマンスとなっている。

 すると、アルネ・スロット監督は、3試合連続で同選手をベンチスタートとさせると、サラーは6日に行われたリーズ戦後に、「ベンチに座らされている理由がわからない。クラブの誰かが僕を犠牲にしようとしているのではないかとすら感じる」と衝撃的な発言を残し、波紋を呼んでいた。

 この発言を受けて、サラーはCLインテル戦の帯同メンバーから外れることとなった。一部メディアでは13日に行われるブライトン戦でメンバーに復帰する可能性も伝えられていたが、指揮官は12日の会見内で「この後、モー(サラー)と話をして、その結果によって今後のことが決まる」と語った。

 さらに、サラーのインテル戦の招集外については「クラブとしての決定に私も関わっていた。選手の構成は任されているし、マイケル・エドワーズ(フットボール部門最高経営責任者)よりもリチャード・ヒューズ(スポーツディレクター)とよく話している」とし、クラブ全体でこの問題に対処していることを明かしている。

 一方で指揮官はエースの残留を願っており、「彼に残ってほしいと思わない理由はない。クラブは彼のおかげで多くの試合に勝利してきた」と話した。

 サラーは、12月21日に開幕するアフリカネイションズカップ2025に参加するため、リヴァプールでの今年最後の試合はブライトン戦となる。クラブや指揮官と関係を修復し、アンフィールドのピッチに立つことはできるのだろうか。



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