明治安田J1昇格プレーオフ2025決勝が13日に行われ、ジェフユナイテッド千葉徳島ヴォルティスが対戦した。

 千葉は準決勝でRB大宮アルディージャに3得点を先行されたものの、4ゴールを奪い返して見事な逆転勝利。
勢いそのまま、2009年以来のJ1リーグ復帰を目指す。対する徳島は準決勝でジュビロ磐田に追いついて引き分け、上位クラブの特権で決勝に進出。堅守を武器に5年ぶりのJ1復帰を懸けて、敵地『フクダ電子アリーナ』に乗り込んだ。

 前半、千葉は左右から可能性を感じるボールを次々にゴール前へ送り込み、ミドルシュートも積極的に放っていくが、惜しくも得点には至らない。一方の徳島も千葉のゴールを脅かす場面を何度か生み出したがゴールは奪えず、スコアレスで運命の残り45分に突入した。

 後半の立ち上がりからは、ゴールが必須の徳島がギアを上げる。しかし、千葉の若原智哉や田口泰士に決定機を阻まれると、トニー・アンデルソンにもビッグチャンスが訪れたものの、渾身のシュートはクロスバーを叩いた。

 試合の均衡が破れたのは69分、守勢に回っていた千葉の一差しが決まった。ペナルティエリア手前から髙橋壱晟が絶妙のクロスを供給。カルリーニョス・ジュニオがうまく相手DFの前に体を入れて頭で合わせ、見事ゴール右隅にヘディングシュートを流し込んだ。

 守備を固めた千葉が冷静に逃げ切り、千葉が17年ぶりのJ1復帰を決めた。6度目のプレーオフでついに掴んだ昇格の切符。
明治安田J1百年構想リーグと2026-27シーズンのJ1リーグは、現存クラブによる“オリジナル10”が、2005年以来21年ぶりにトップリーグへ集結する。

【スコア】
ジェフユナイテッド千葉 1-0 徳島ヴォルティス

【得点者】
1-0 69分 カルリーニョス・ジュニオ(千葉)


【ゴール動画】カルリーニョス・ジュニオが値千金の先制弾!

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