13日の明治安田J1昇格プレーオフ決勝で徳島ヴォルティスと対戦。
千葉を率いる小林慶行監督は徳島戦後、「めちゃくちゃ嬉しいですし、めちゃくちゃ疲れました」と心境を吐露。「後半徳島さんが明らかにパワーを前にかけていて、バーに当たったシュートもありましたし、あのゴールが入っていたらさらに難しいゲームになっていました。ただ、ハーフタイムで『後半相手が出てくるよ』という話は共有していました。想定していたより若干押し込まれてしまいましたが、粘り強く守備していこう、というところはキャンプからトライしてきた。1年目、2年目を経て最後に実を結んだと思っています」と、最後まで集中を切らさずに守り切ったチームを称えた。
「準決勝、決勝、本当にたくさんの方達に来ていただいて真っ黄色のスタジアム…最高です!」と本拠地『フクダ電子アリーナ』で凱歌を上げた小林監督。次のように言葉を続け、苦難の時期を共に乗り越えたサポーターとスポンサーへの万謝を口にした。
「クラブとして難しい時間があったとか、コロナがあったとか、難しい時に人間って何ができるかと思うんですよね。コロナ明けですぐに来て自分たちを支えてくれたサポーターの皆さん、本当にありがとうございます。同時にそのタイミングで自分の会社自身が業績不振となっていたなかでもジェフをサポートし続けてくれたスポンサーの皆さん、本当にありがとうございます」
また、小林監督はここ最近千葉を応援するようになったサポーターへ向けて、次のようにコメント。J1の舞台は一筋縄ではいかないとし、それでも変わらぬサポートを呼びかけた。
「ここ3年で新しくフクアリに通い出してくれているみなさん、理由はなんでもいいんです。一番嬉しい理由は、今ジェフがやっているサッカーが面白いから。でも、あの選手が格好いいから行ってみたいとか、今のチームの雰囲気がいいから行ってみたいとか、理由はなんでもいいんです。新しく参加してくださった皆さんのおかげで今日という日を迎えられました。ありがとうございます」
「でもこの3年間で集まってくれたサポーターの皆さんは、この3年間、おそらく2回に1回は勝ち試合を見ているんですよね。で、来年J1行くんです。簡単じゃないんですよね。難しい時間あると思うんです。でもそんな時にそのままクラブを愛してくれますか。そういうところだと思うんです。よりジェフを愛する皆さんを増やしたいですし、サポートしていただけるスポンサーの皆さんを増やしたいですし、そうじゃないとJ1で絶対戦っていけないと思うんです。自分たちの目標は今後なんですか、というところがしっかりと皆さんと共有されて、来年以降それに向かって積み上げていく。
「だからこそ、今も最高に嬉しいですし、皆さんと喜び合いたいし、でももう次のステージ行ったらまた大変なことが待っていて、その中でも皆さんとともにずっとこういう風なスタジアムで戦い続けることができたら幸せだと思います。みんなでそれを作っていきましょう。ありがとうございました!」
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