「結構圧縮してくるチームだったので、余裕があったらサイドチェンジしようという話はしていました。そこから前進できれば、相手はハメているつもりでも、自分たちはチャンスになると思っていました(石川)」。堅守・徳島ヴォルティスの狙いを逆手に取る形となり、ボールは右サイドを駆け上がった髙橋壱晟のもとへ。「壱晟がうまくクロスを上げてくれましたし、中のカル(カルリーニョス・ジュニオ)もヘディングは強い。良いところに上げてくれれば、しっかりと決めてくれるだろうなと思っていました。自分があそこまで届けて、壱晟のクロスも非常に良かったので、本当に良かった」と殊勲のゴールに至るまでの流れを振り返った。
石川は水戸啓明高等学校、桐蔭横浜大学を経て、2018年にFC岐阜(当時J2)でプロ入り。アスルクラロ沼津への期限付き移籍を経て、岐阜(当時J3)に復帰するも2020年に契約満了を告げられた。その後、ガイナーレ鳥取、ロアッソ熊本で飛躍を遂げ、今年から千葉の一員となった。最前線でプレーしながら、徳島戦の決勝ゴールに象徴されるようにプレーメーカー的な役割も担い、前線からの守備でも奮闘した。今季はリーグ戦29試合に出場し、10得点2アシストを記録。
「岐阜で契約満了になって鳥取に拾って貰い、そこから徐々にステップアップすることができました。自分自身も、支えてくれる人たちにもいろいろな思いがありました。大きなケガもしました(2023年に右ひざ前十字靭帯損傷・右ひざ外側半月板損傷)けど、その中でもひたむきに頑張り続ければチャンスは転がってくる。目の前のチャンスを掴み取ることに精一杯な自分もいましたけど、それも頑張ってきた結果の一つかなと思います。自分の目標はJ1で活躍すること。次のステージに向かって頑張っていきたいと思います」
J3で契約満了を経験した苦労人は、来季日本最高峰リーグに挑む。石川大地は今、新たなスタートラインに立った。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
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