日本サッカー協会は19日、2026 年間スケジュール発表会見を行った。

 FIFAワールドカップ26の直前となる5月31日(日)、国立競技場にてキリンチャレンジカップ2026の開催が決定した。
この一戦はW杯に向けた“壮行試合”として位置付けられる。宮本恒靖会長は「Jリーグをはじめとしたたくさんのサッカー関係者のサポートがあり、(壮行試合)実現につながりました。しっかりと日本全体でチームを後押しするよう雰囲気を作っていけるような試合にしたい」と期待感を述べた。

 FIFAワールドカップ26 グループステージ初戦のオランダ代表戦は、6月14日(日)現地時間16時にキックオフを迎える。日本代表は壮行試合を終え、現地入りする予定だ。6月1日~6月9日に設定されているインターナショナルマッチウィークの活用について、森保監督は「試合形式をやるとしても練習試合という形でやっていければと。調整試合ができればと思っています」と明言。国際Aマッチではなく、練習試合形式で調整する意向を示した。

 欧州主要リーグや明治安田Jリーグ百年構想リーグの地域リーグラウンドは、5月23日(土)24日(日)に最終節を迎える(※百年構想リーグはその翌週からプレーオフラウンドを開催)。壮行試合までの期間は約一週間、コンディションのバラつきも懸念される中、森保監督は「コンディションを見て、チーム編成をしていきたいと思っています。ワールドカップに向けた立ち上げの中で選手たちのコンディションを見極め、コンディションが上がるような試合ができれば」と言及した。

 壮行試合を最終的なワールドカップメンバーで戦うのかについては「まだ決めていない」とした上で、「基本的にはワールドカップのメンバーでチームを編成し、5月31日の試合に臨みたいとは思っています」と意向を示した。
一方で「最終的なメンバーを試合後に決めるかも分からない。そこは幅を持たせて考えていきたいです。全員がフィットしている状況ではないかもしれないので、そこはいろいろと考えて見て決めたい」と含みを持たせた。

 対戦国は現時点で未定となっているが、指揮官は「親善試合で来てもらえるチームの中で一番強いチームと試合をさせてください」とリクエスト。「グループステージではヨーロッパ2カ国が入っているので、そこに対応できるという部分も考えたいですし、2試合目のチュニジアは非常に守備が堅いチームなのでシミュレーションになるような試合ができれば」と本大会につながる国との対戦を希望した。
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