京都サンガF.C.は23日、レンタル加入中だったDF宮本優太が同期間満了に伴い、保有元の浦和レッズに復帰することを発表した。

 1999年12月15日生まれの宮本は現在26歳。
浦和レッズでプロキャリアを始めた後、KMSKデインズ(ベルギー)への海外移籍も経験した同選手は、出場機会を求めて2024年に京都サンガF.C.にレンタル加入。最終ラインの主力に定着しただけでなく、ゲームキャプテンも務めるなどリーダーシップ力も発揮。今シーズンはJ1リーグで33試合に出場し、クラブ史上最高成績となる3位フィニッシュの立役者となっていた。

 まず宮本は、京都サンガF.C.を離れるのに際して、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「2年間、本当にありがとうございました。京都に来る前の自分は、『自分とは何なのか』が分からず、前を向くことも、サッカーに対する情熱も失いかけていました。そのような中で、曺さんとのご縁があったとはいえ、移籍が実現したことに対し、強化部の皆様をはじめ、フロントスタッフの皆様には感謝の気持ちしかありません。ここで過ごした2年間は、私の人生においてかけがえのない時間となりました。自分ひとりの力では、ここまで這い上がることはできなかったと思います。これまで経験したことのない挑戦をする中で、決して良く思われなかったこともあったかもしれません。それでも、応援してくださるファン・サポーターの皆様、支えてくださったスタッフの方々、そして共に戦った選手たちのおかげで、自分は大きく成長することができました。選手である以前に、人として大切にすべきものを改めて認識できた2年間でした」

「2025シーズンは、目標としていた優勝には届かず悔しさも残りましたが、新しい歴史に名を刻むことができたことを、心から嬉しく思っています。
この広いようで小さな世界の中で、いつかまた必ず皆様とお会いできる日が来ると信じています。その際は、またよろしくお願いいたします。これからの京都サンガF.C.、そして京都サンガファミリーの皆様の未来が、明るく素晴らしいものになることを心より願っております。また会いましょう」

 また宮本は、浦和レッズに復帰するのに際して、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「3年ぶりに、このクラブへ復帰することになりました。まずは、再びこの場所に戻ってくることができたことを、心からうれしく思います。今の自分には、たとえ微力であっても、浦和を変える力があるのではないか。そう信じ、この決断をしました」

「2年間、クラブの外から浦和を見てきました。それは、中にいたときには決して見えなかった景色でした。その中で改めて感じたことは、浦和というクラブはやはり勝ってこそのチームだということです。勝って浦和を証明する。浦和を証明して勝つ。
ファン・サポーターのみなさま、選手、監督・コーチングスタッフ、そして浦和を愛する浦和ファミリーのみなさまと共に、再び頂点を目指せるよう、一日たりとも無駄にせず、初日から全力で取り組んでいきます。全力で頑張りますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。2年越しとなりましたが、ただいま」
編集部おすすめ