ヴィッセル神戸は27日、清水エスパルスから元日本代表MF乾貴士が完全移籍で加入することを発表した。

 現在37歳の乾は野洲高等学校を経て、2007年に横浜F・マリノスへと入団。
2008年にセレッソ大阪へ期限付き移籍すると、2009年から2011年にかけて完全移籍の形で同クラブに在籍した。2011年には当時ドイツ2部のボーフムに完全移籍し、初の海外挑戦を果たすと、その後はフランクフルト、エイバル、ベティス、アラベス(期限付き移籍)、エイバルと渡り歩き、2021年にC大阪に10年振りの復帰。2022年7月から清水でプレーしていた。

 清水のJ1復帰にも大きく貢献し、2025シーズンは2025明治安田J1リーグで全38試合に出場して3ゴールを記録した乾だが、今月2日に来季の契約を更新せず、契約満了に伴い、清水を退団することが発表されていた。

 加入が決定した乾は神戸のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「この度、ヴィッセル神戸に加入することになりました乾貴士です。ヴィッセル神戸の一員として戦えることを、本当に嬉しく思います。今回の加入にあたり、僕の力が必要だと話をいただいたヴィッセル神戸の皆さまの期待と気持ちに応えるためにも、一つでも多くのタイトルをヴィッセル神戸にもたらすことが、僕の使命だと思っています」

「エスパルス退団が決定した際、最終戦でも多くのファン・サポーターの皆さんから『どこにいても応援する』と言っていただけたこと、たくさんのサッカー少年・少女が一緒に泣いてくれたこと、『サッカーを続けてほしい』と言ってくれたことが、本当に大きな支えとなりました。そんな子どもたちに、また僕のプレーを観てもらえることを本当に嬉しく思いますし、ヴィッセル神戸で結果を出し、熱いファン・サポーターの皆さまに応援していただけるよう、チームに貢献していきたいと思っています。応援よろしくお願いします」
編集部おすすめ