日本プロサッカー選手会(JPFA)が主催する『極楽湯 presents 日本プロサッカー選手会アワード2025』が28日に行われた。

 水戸ホーリーホックのJ1昇格・J2優勝の立役者である渡邉新太はJPFA J2ベストイレブン、そしてJ2最優秀選手賞を受賞した。
表彰式を終え、渡邉は「選手に選んでもらえたことは特別ですし、すごく嬉しいです。けど、本当にチームの躍進があってこその受賞だと思うので、チームメイトに感謝したいです」と述べた。

 渡邉はリーグ戦31試合に出場し、キャリアハイとなる13得点7アシストを記録。20得点に絡む大活躍でJ1昇格の原動力となった。水戸のチーム総得点は55のため、渡邉は得点の約36%に関与している計算になる。渡邉は「大分(トリニータ)を満了になって、水戸1年目で優勝・昇格を経験させてもらいました。僕自身は年齢的にも上の方ですし、プレッシャーもすごくありましたけど、全て良い経験だったと思いますし、今年の結果は良かった」と改めて振り返った。

 シーズン終了後も様々なメディアに出演し、これまでと異なるオフ期間になっているという。「ここ(JPFAアワード)に呼んでいただいたり、いろいろなところでメディアに出させていただいて、すごくありがたいです。来年はJ1で水戸にとって初めてが続くと思いますけど、もっともっとサッカー界で注目されるように頑張っていきたいです」と意気込んだ。

 なお、同日には渡邉とともに攻撃をけん引した齋藤俊輔が、海外クラブへの移籍を視野に入れた交渉や準備に入ることが発表された。ピッチ内外で仲が良かったという渡邉は齋藤について「年齢が10個離れている分、お互い気を使いすぎずプライベートでも仲が良かったので。
彼があってこそ水戸の躍進だと思いますし、頑張ってほしい」とエールを送った。
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