12日、鹿島アントラーズの「2026新体制発表会」が行われ、新加入となった5選手が王者として戦う明治安田J1百年構想リーグへの意気込みを語った。

 9年ぶり9度目のJ1王者に輝いた2025シーズン。
王者として臨む明治安田J1リーグ百年構想リーグに向けては、明治大学からMF林晴己とGK藤井陽登、鹿島アントラーズユースからDF大川佑梧、FW吉田湊海、DF元砂晏翔仁ウデンバの3名が昇格を果たし、移籍組はゼロの中で新シーズンに向かう。

 新体制発表会では、ユース組3名と大卒組2名に分かれて登場。クラブOBでもある名良橋晃氏からの質疑応答にそれぞれが答えた。ユースではキャプテンを務め、「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 ファイナル」、「第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会」「2025 Jユースカップ 第31回Jリーグユース選手権大会」の3冠達成に貢献した大川は、ユース育ちの先輩でもある日本代表DF町田浩樹(ホッフェンハイム)も背負った「28」を継承。「町田選手もこの番号から世界へ羽ばたいた。自分も同じように活躍したい」と静かに意気込み。自身の武器を「左足のキックと対人の守備」と分析し、守備のみならず攻撃の起点としても貢献することを誓った。

 Uー17日本代表としても活躍し、前倒しでプロ契約を結んだ吉田は昨シーズンすでにトップチームデビューを果たしている逸材。目標とする選手には元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスを挙げつつ、「優磨くんを越えたい」と、アントラーズの象徴である鈴木優磨を越えて行きたいと、エースへの挑戦状を叩きつけた。

 吉田と同様に飛び級でプロ契約を結び、Uー17日本代表でも活躍した元砂は、190cm近い長身を活かしたヘディングに加え、「足元の技術も見てほしい」と、現代的なセンターバックとしての能力をアピール。目標はドイツ代表DFアントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)とし、「見ている人をワクワクさせる選手になりたい」と、そのスケールの大きさを感じさせた。

 明治大学からともに加入することとなった林と藤井。
林は特別指定選手としてすでに昨季から練習に参加していた中、クラブのレジェンドである本山雅志氏も背負った「24」を託された。「ユニフォーム発表で番号を知って驚きましたが、意味を聞いて応えたいと思った」と語る林は、自身の武器を「ドリブルやゴール前でのアイデア」と分析。 憧れの元ベルギー代表MFエデン・アザールのような「個で剥がす力」を発揮し、2月からのリーグ戦で結果を残すことを誓った。

 12月に鹿島入りが決まったばかりの藤井。同じ明治大学の先輩でもある日本代表GK早川友基を目標に掲げた。昨季MVPに輝いた守護神を「尊敬できる優しい先輩」と慕いつつも、「将来的に1番をつけられる選手になりたい」と、いずれは背番号を奪う強い向上心をのぞかせた。また、武器であるシュートストップと攻撃の起点となるキックで、鹿島のゴールマウスを争う覚悟だ。

 王者に加わった若き新戦力。他クラブからの補強がこの先にある可能性はあるが、鬼木達監督の下でチームのレベルアップをベースとして戦う新シーズン。“常勝軍団”と再び呼ばれるまでになるためには、彼らが戦力として貢献することは欠かせないだろう。
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