ブンデスリーガ第18節が17日に行われ、ドルトムントとザンクトパウリが対戦した。

 ドルトムントは前節終了時点で10勝6分1敗を記録。
決して悪くない成績を残して2位につけているものの、バイエルンの好調さゆえに、首位との勝ち点差は「11」まで広がっている。少しでもバイエルンにプレッシャーをかけるべく、そして下との差を突き放すべく、今節はザンクトパウリを本拠地『ジグナル・イドゥナ・パルク』に迎える。

 3勝3分10敗の成績で17位に沈むザンクトパウリとしては、3試合ぶりに白星を掴みたいゲーム。藤田譲瑠チマはスターティングメンバーに名を連ね、今冬にアビスパ福岡から新加入した安藤智哉は2試合連続のベンチ入りでデビューの機会をうかがう。

 前半はスコアレスで時計の針が進んだものの、アディショナルタイムに均衡が破れる。中盤でボールを持ったジョーブ・ベリンガムが右サイドへ広げると、大外の位置でボールを受けたカリム・アデイェミが持ち前のスピードを発揮して縦へ突破。グラウンダーのボールを折り返すと、最後はユリアン・ブラントが冷静に押し込み、ドルトムントが1点を先制してハーフタイムに入った。

 後半に入ると、立ち上がりの54分にドルトムントが追加点をゲット。54分、自陣でロングボールを跳ね返したところから、ブラントが背後のスペースへスルーパスを送ると、ボールを引き取ったファビオ・シルヴァが相手GKを引き付けて冷静に横パス。最後はアデイェミが無人のゴールに流し込み、リードを広げた。

 ザンクトパウリとしては2点ビハインドと苦しい状況に立たされたものの、62分にはセットプレーで反撃へ出る。右コーナーキックを獲得すると、エリック・スミスが右足でアウトスイングのボールを送る。
最後はジェイムズ・サンズがヘディングシュートを沈め、1点差に詰め寄った。

 直後の64分には、ザンクトパウリが3枚の交代カードを切り、安藤がピッチへ送り出される。ブンデスリーガデビュー戦となる安藤は3バックの右に入った。

 徐々に試合の流れを引き寄せたザンクトパウリは72分、またもセットプレーでゴールを脅かす。敵陣右サイドで獲得したフリーキックで、再びスミスがキッカーを務めると、右足で蹴り入れたボールをリッキー・ジェイド・ジョーンズがボレーで叩き込む。ザンクトパウリが2点ビハインドから試合を振り出しに戻した。

 終盤には藤田のスルーパスからザンクトパウリがチャンスを作るなど、逆転の気配も漂わせたが、3点目は奪えない。このまま後半アディショナルタイムに入ると、決定的なワンプレーが発生。ドルトムント側のコーナーキックで生まれたセカンドボールの場面、少々遅れてマクシミリアン・バイアーにチャージしたジョーンズのファウルが取られ、主審はフリーキックを宣告。しかしながら、VARを経て、ファウルの位置はペナルティエリア内と判定され、ドルトムントにPKが与えられた。

 このPKをエムレ・ジャンが冷静に沈め、ドルトムントが勝ち越しに成功。試合はこのまま終了し、ドルトムントが2連勝を飾った。
藤田はフル出場を果たしたが、ザンクトパウリは昨年11月以来の連敗を喫した。

 この後、ドルトムントは20日にチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第7節でトッテナム・ホットスパーの本拠地に乗り込む。一方、ザンクトパウリは23日、次節のブンデスリーガでハンブルガーSVをホームに迎える。

【スコア】
ドルトムント 3-2 ザンクトパウリ

【得点者】
1-0 45+1分 ユリアン・ブラント(ドルトムント)
2-0 54分 カリム・アデイェミ(ドルトムント)
2-1 62分 ジェイムズ・サンズ(ザンクトパウリ)
2-2 72分 リッキー・ジェイド・ジョーンズ(ザンクトパウリ)
3-2 90+6分 エムレ・ジャン(PK/ドルトムント)
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