チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第7節が21日に行われ、バイエルン(ドイツ)とユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー)が対戦した。

 就任2年目のヴァンサン・コンパニ監督のもとで安定感と破壊力に磨きがかかっているバイエルン。
CLでは開幕から無傷の4連勝を飾り、第5節でアーセナル(イングランド)との全勝対決に敗れたが、前節はスポルティング(ポルトガル)を3-1で下して現在は暫定3位につけている。勝てば決勝トーナメントへのストレートインが確定する今節、ホームに迎えるのは昨シーズンのベルギー王者であり、今大会はここまで2勝4敗と黒星が先行しているユニオンSG。CLでここまで1試合平均3ゴールを奪っているバイエルンの強力攻撃陣は今宵も火を吹くのだろうか。

 序盤からバイエルンが主導権を握り、アレクサンダル・パヴロヴィッチやハリー・ケインが下がって起点を作りつつ、ユニオンSGを左右に揺さぶりながらチャンスをうかがう。開始早々の2分にはミカエル・オリーズが内側に絞ってボールを受けたところからレナート・カール、ルイス・ディアスへと繋ぎ、左からの折り返しにハリー・ケインが合わせたが、GKキエル・スヘルペンの好セーブに阻まれた。

 一方、ボールを圧倒的に保持されながらもソリッドな守備対応を見せるユニオンSG。29分には決定機を創出し、右サイドからの長いクロスにプロミス・アキンペルがピンポイントヘッドで合わせたが、至近距離からの一撃はGKマヌエル・ノイアーに弾き出された。ピンチを凌いだバイエルンだがボールは持てどもコンパクトな相手守備ブロックの中に割って入ることができず。決定機に至らぬまま前半をスコアレスで終えた。

 後半開始早々の52分にセットプレーから試合が動く。オリーズの右CKからケインがヘディングシュートを叩き込みバイエルンが先制に成功。その直後にはL・ディアスとのワンツーで局面を打開したオリーズがスルーパスを送り、抜け出したケインがGKスヘルペンに倒されてPKを獲得する。
これを自ら冷静に沈め、わずか3分間で2点のリードを奪った。

 完全に勢いに乗ったバイエルンだが、63分にキム・ミンジェが不用意なファウルで2枚目のイエローカードを提示されて退場処分に。数的不利の中、コンパニ監督は67分に3枚替えを敢行し、伊藤洋輝もピッチに立った。なおも主導権を握り続けるバイエルンは77分、オリーズの突破からのクロスが相手DFのハンドを誘発しこの日2本目のPKを獲得。しかし、決めればハットトリック達成となるキックをケインが失敗し、3点差とすることはできなかった。

 試合はこのまま2-0で終了。勝ち点を「18」まで積み上げたバイエルンが9位バルセロナ(スペイン)と「5」ポイント差とし、最終節を前に決勝トーナメントへのストレートインを確定させた。次節は28日に行われ、バイエルンはアウェイでPSV(オランダ)、ユニオン・サン・ジロワーズはホームでアタランタ(イタリア)と対戦する。

【スコア】
バイエルン 2-0 ユニオン・サン・ジロワーズ

【得点者】
1-0 52分 ハリー・ケイン(バイエルン)
2-0 55分 ハリー・ケイン(PK/バイエルン)
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