現在ムスリムは日中の飲食を断つことで、飢えた人々への共感や欲望の抑制、自己浄化を育むために断食に努めるラマダンが行われているため、この期間中イスラム教徒の選手たちは夜明けから日没まで、水を含むあらゆる飲食を控えることとなっている。
これを受け、プレミアリーグでは2021年から日が沈んだ後に断食中の選手たちがタッチラインで飲食できるように試合が中断されることになっており、2月28日に行われたプレミアリーグ第28節のリーズとマンチェスター・シティの一戦では、13分頃に両チームの選手がピッチ脇で水分補給をするために一時試合は中断となった。
中断時間は78秒ほどで、リーズの本拠地『エランド・ロード』のスタジアム内の大型スクリーンには、ラマダン中であることから、選手たちが断食明けに試合を一時中断するといったメッセージが表示されていたものの、スタンドからは大きなブーイングが浴びせられる事態になった。
1-0で勝利した試合後、グアルディオラ監督は「(ラヤン・)シェルキと(ラヤン・)アイト・ヌーリは今日何も食べていなかったから、少しビタミン剤を摂取した。これが現代社会だからね。今日、世界で何が起こったか、知っているだろう?」と語りながら、この反応への苦言を呈した。
「宗教と多様性を尊重することが大切なことだ。これはルールであり、私たちがそう言ったわけではない。プレミアリーグが断食のためなら、試合中に1、2分ほど選手たちに断食を解く時間を与えてもいいと言っている。でも、残念ながらこれが現状なんだ」
また、試合終了後にリーズのダニエル・ファルケ監督にレッドカードが出されたことで、代わりに報道陣に対応したアシスタントマネージャーのエドマンド・リーマー氏も「試合に集中していたのであまり耳を傾けていないけど、一部のサポーターのブーイングにはがっかりしている」と失望を露わにしつつ、「この出来事から学ぼうとしている。次回はもっとうまくやらなければならない」と言及している。
【ハイライト動画】リーズvsマンチェスター・シティ

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